麻生区市民健康の森 ― 麻生鳥のさえずり公園 ―
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会報25-4 「継続」こそ大きな力

麻生区地域振興課長 入口 茂 [平成21年(2009)06月30日発行会報第25号から]

もう何年になりましょうか。市民健康の森の準備会的な管理組織のころからのお付き合いだったでしょうか。当時は、市の健康の森担当であった萩原さん、大谷さんと、私は麻生区のまちづくり担当として、井川さんとともに関わったのが最初でした。

当初は試行的な管理組織としてスタートしたばかりで活動内容も試行錯誤の連続だったようです。当時はアズマネザサの切り株が多く残っており、その上をたくさんの葛や雑草が繁茂し地面を覆っていました。現在の健康の森からはとても想像できない状態で、それらを取り除く作業の繰り返しでした。特に夏の暑い日の作業は大変な思いをした記憶があります。このような活動を長期間会員の皆さんが継続したお陰で、現在の健康の森の姿ができあがったものと思っています。

何しろ自然が相手ですから、時間の経過とともに草木は育ち森の景色も日々変貌していきます。維持管理活動が「継続」して行うことの意味がそこにあるのだと思います。健康の森の活動は、このような持続性、継続性がとても大切な活動となりますが、会員の皆さんの熱心さと真摯な姿勢、楽しく活動されていることに心配は不要のようです。健康の森の活動がどのような形であれ継続されることを切に願っていますが、実は「継続性」をどう担保するかが、分野を問わず様々な市民活動団体やグループの大きな課題となっていることも事実のようです。麻生区市民健康の森の活動ではどのような展開となるのでしょうか。今まで活動に参加させていただいた感想からは、皆さんで解決されるだろうことは容易に想像できます。

ここで平塚市での地域福祉活動の一事例を紹介しましょう。分野こそ違いますが、そこでのキャッチフレーズは、「できる人が」「できる時に」「できることを」「楽しくやろう」です。参考となりましょうか。さて、この4月から、今までと立場が変わってしまいましたが、これからも相変わらずの関係を今後ともよろしくお願い致します。

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