麻生区市民健康の森 ― 麻生鳥のさえずり公園 ―
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会報46-3 西生田小5年生、3年生 森の体験学習

副会長 中谷 一郎 [平成28年(2016)01月31日発行会報第46号から]

5年生の「環境体験学習」

5年生 139 名の環境体験学習が、麻生区市 民健康の森で、10 月 15 日(木)に実施され ました。半日のみでしたが充実した学習がで きました。会員 11 名が参加。 学習内容は昨年と同じく、○1 暮らしに役立 つ植物たち、○2 樹木の二酸化炭素吸着量の測 定で、半数交代で行いました。まず、間野会 長が当日の学習の全体的な説明、とくに樹木 の役割、葉の光合成のしくみ、樹木が吸収す る二酸化炭素の計算方法を分かりやすく話を しました。 ①暮らしに役立つ植物たち 里山の草木がどれほど生活に活かされて いるかを、自然観察指導員高橋英さん、佐藤 登喜子さんおよび会員のガイドで学びました。 18 人編成の4班にガイド各1人がついて8 か所を巡回。 取り上げた植物は 10 種類、広場周辺のコナ ラとクヌギ、エノキ、ホオノキ、マユミ、チ ャ、ミツマタ、クロモジとワラビ、ヤマグワ です。その中で関心が高かったのは、今回も 茶と和菓子(ワラビ餅)、食べるときの高級 爪楊枝(クロモジ)の良い香り。お札などに 使われる和紙(ミツマタ)のことでした。森 の植物を活かした先祖たちの知恵の話を熱心 に聞いていました。観察樹のところには樹種 名パネルと実物・写真を置きカラーリーフ「観 察マップ」を使って説明しました。 ②樹木の二酸化炭素吸着量測定 例年通り、班別に樹木の幹回りを測定し、 葉面積×吸着指数=C〇2 量(kg/年)を 算出し、人間が排出するC〇2 何人分に当たるかを計算しました。

3年生の「秋の森の観察体験学習」

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3年生 秋の森の観察:種の旅立ち

11 月 26 日(木)予定の秋の森の観察が雨 で中止となりましたが、子どもたちが楽しみ にしているとのことで、急遽、12 月1日(火) に1時間の短時間で実施(児童 121 名)。初 めに自然観察指導員高橋英さんが説明、あと の学習には会員5名がつき、先生4名にも協 力願いました。 学習内容は、①種の旅立ち、②子どもたち が自分で決めた課題=樹木、鳥、昆虫などが 季節でどう変化しているかの観察、③ネイチ ャービンゴゲーム。 ①種の旅立ちは、4つの植物に説明者が1人ずつ立ち、4班が順次学びました。樹種はモミジ(風を利用して運ばれる)、ガマズミ (鳥に食べられて)、イノコズチ(動物に着 いて)、コナラ(落ちて転がって)。 実物とカラー写真を使って説明しました が、今回初めてのガマズミは時期が遅く実の 写真だけ、モミジのプロペラ羽根も写真と以 前に採取したものになりました。 ②と③は同時に実施。この間、藤棚のテー ブルに置いた実物に集まり、高橋英講師に熱 心に質問していました。★画像あり

西生田小学校創立 140 年記念式典に出席しました

明治8年(1875 年)、生田学校細山分教場から始まった伝統ある学校の式典に、麻生多摩美の森の会として間野会長と私の2人が招待されました。 140周年記念のスローガンは「未来へとどけキラキラ笑顔」。子どもたちの素晴しい合奏があり、3年生のテーマ「多摩美の自然大 好き笑顔」もあり、児童実行委員会から当会が表彰を受け、とても感激しています。

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