麻生区市民健康の森 ― 麻生鳥のさえずり公園 ―
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会報16-5 わたしの部屋 英国旅行と駐車違反の顛末

 伊丹伸行 [平成19年(2007)03月25日発行会報第16号から]

昨年 6 月、女房と初めて英国を訪ねた。ロンドンの見物以外は運賃の安い外国人向けの鉄道パスを使い、ロンドンから4時間半をかけ、中世の城塞都市エジンバラへ行ったが、車窓からの眺めはなだらかな地形に石を積んだ柵の中で、のんびり草を食む羊や牛の風景の連続だった。帰路の途中、湖水地方に立ち寄った。低い丘の中に細長い湖が点在し、自然保護に気が配られた水と緑の美しい所で、ゆったりとした時間が流れている保養地だ。

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チッピングカムデン
右の建物が中世の市場跡
その奥に町の駐車

広い田園にはちみつ色の古い家並みが散在するコッツウオルズ地方の移動にはレンタカーが便利と言うので、オックスフォードで車を借りた。チッピングカムデンで、中世の市場脇の駐車場に入れて自販機に 50 ペンスを払 駐車券を 「DISPLAYせよ」とあったが、券をポケットに入れて見物に出た。

戻ってみると、駐車違反の紙がワイパーに挟まっているではないか。「券を買っていないか、 。罰金は£85約2 万円、14 日以内に払えば£40 とあり、カード払いの用紙も付いていた。観光案内所で対処法を訪ねると、看板にある番号に電話しろと言うが、英語に弱いからそれは止め、翌日車を返す時、主に代理で電話して貰ったが、生憎の土曜日で休み。そこで駐車券と罰金の紙を渡し、月曜に改めて掛けてくれと頼むと、説得出来ぬ時はカードから落とすがよいかと言うので、OKした。それから半年、説得成功のようで引落しの連絡はない。

こんなことで、コッツウオルズは忘れられぬ土地となった。

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