麻生区市民健康の森 ― 麻生鳥のさえずり公園 ―
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会報15-4 びっくりしましたが・・・

会長 勝田政吾 [平成18年(2006)12月25日発行会報第15号から]

教えてくれた人があって、10 月 27 日朝の、テレビ朝日・スーパーモーニングを見ました。すると、川崎市の塩漬け土地バスツアーというテーマで、市の長期保有の未利用土地を市民オンブズマンの人たちがバスで何箇所か見て回り、支払利息による税金のムダ遣いという観点から市政批判を行ったものでした。

びっくりしたのは、その中に私たちの活動場所である多摩美の森(麻生鳥のさえずり公園)が入っていたことで、しかも「市民健康の森」の趣旨を全く理解していないようなナレーションが流されたことでした。それは日ごろここを市民のよき憩いの場に作り上げていこうと努力している私たちにとって大変心外に感じられたので、オンブズマン事務局とテレビ朝日に電話と FAX で説明と抗議を行いました。

翌 28 日にはこの点に関して川崎市を追求する「市民の会」にも参加して、地元住民の強い緑地保全への願いから出た昭和 56 年以来の長い運動が実り、「市民健康の森」となったいきさつと、今も地域全体に支えられている活動の現状を説明し、土地利用に関する市の決断に時間がかかり莫大な金利というムダが出てしまったことは市民として我々も遺憾に思うけれども、現在は充分に生かされていることを理解してもらいました。

余談ですが、「あまり使われていないようですね」というナレーションは、里山らしい景観作りを目指している私たちの活動が成功している証しにもなるかなと思いました。

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<写真;06 年 11 月・元気に育て植樹たち!>

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