会報15-2 西生田小学校3年生「体験学習」がおこなわれる
副会長 長 澤 [平成18年(2006)12月25日発行会報第15号から]
9 月 28 日と 29 日の 2 日間にわたり、「麻生多摩美の森の会(麻生区市民健康の森)」と「多摩美みどりの会」の共同で、西生田小学校 3 年生 160 名を迎え、総合的な学習の一環となる体験学習が開催されました。 体験学習を実施するにあたり、あらかじめ健康の森側で立案された計画書をもとに、学校と打合せを 2 回行い、充分な事前準備をした上で体験学習が実施されました。 学習の内容は、1 学年 40 人クラスで 4 クラス全 160 人の人数を考慮して、2 日間の計画が作られました。 ◆ 学習の概要
- 実施日; 9 月 28 日(木)、29 日(金)(各日とも午前中 2 時間 実施)
- 学習;そば打ち見学とそばの学習麦の学習と麦茶作り両日とも2クラスを2グループに分け、そばの学習(健康の森で)、麦の学習(学校内で)を行いました。
- 指導員; 両日とも 13 名が参加 ・麻生多摩美の森の会会員 有志 ・多摩美みどりの会会員と奥様 有志
2 日間とも天候に恵まれ、子供たちに怪我もなく、有意義な体験学習が行えました。 ◆ プロのそば打ち見学とそばの学習
- そば打ち見学; そば処「檪(くぬぎ)」朝 10 時そば処前の広場に集合、5 グループに別れてご主人が打つ、プロのそば打ちを交代で見学しました。原そばの粉ひき、水まわし、そばこね、伸ばし、そば切りなど大変興味深く見ていました。そのあと質問の時間、お礼の挨拶で見学を終わりました。
- 健康の森に移動し、そば畑で収穫期を迎えたそばを、生徒一人一人鎌を使って刈り取り、その実を収穫しました。
- そばの実をすり鉢で砕き、そば粉、胚芽、そば殻を分別する体験をしました。最後に、そば茶の試飲で終わりました。
◆ 麦の学習と麦茶作り
- 3 種類の麦の穂を並べ、その種類当てゲームを行い、結果を発表しました。続いて、六条大麦、小麦、二条大麦(ビール麦)について学習し、小麦の麦わらでストローも作りました。
- 6 班に分かれ、フライパンで大麦を煎り、麦茶作りを体験しました。3 人一組で始めると、部屋中に香ばしい匂いが漂いました。そして煎ったばかりの麦で麦茶を作り、自分で作ったストローでそれを味わいました。
<西生田小学校 3 年生よりお礼の便り>
2 日間にわたる体験実習をした子供たちは、いろいろな体験の中で、感動あり、驚きあり、また疑問も生まれてきたようです。 先般、お礼の便りが届きましたが、紙面の関係からその一部のみ紹介します。
- ビール麦や大麦や小麦はよく知りませんでしたけど、この体験をして分かったことがたくさんありました。ほんとうにありがとうございました。
- ぼくは麦はみんな同じだと思っていたけど、しゅるいがあるといわれびっくりしました。そのことをお母さんに言ったらびっくりしていました。今後もいろいろなこと教えてください。
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- 麦茶ってかんたんだと思っていたらたいへんむずかしかったです。一ばんおいしかったのは、麦茶の豆(いった麦)です。みんなで作ったからたいへんおいしくなりました。
- このあいだはどうもありがとうございました。おかげでたまみ公園ではいろいろなひみつや、しらないことがわかりました。またいきたいです。
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- おそばを作っているすがたは、かっこよかったです。私は、見ていてすごかったので、しょうらいおそばやさんになりたいなと思いました。おそばを切るところ、あっというまにめんができすごいなと思いました。おそば作りを教えてくださってありがとうございます。
- そばをかるとき足を切りそうだったけど、ゆっくりやればカンタンにできてうれしかったです。ありがとうございました。