麻生区市民健康の森 ― 麻生鳥のさえずり公園 ―
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会報14-2 西生田小3年生 森の自然観察

副会長 平林 謙三 [平成18年(2006)09月30日発行会報第14号から]

7月7日(金)西生田小学校3年生 160名が総合的学習の一環として、自然観察の授業を行うために多摩美の森にやってきました。幸い当日は梅雨の中休みで時々薄日も射す天気、子ども達は元気一杯、森を探索して廻りました。

当日は指導員として麻生多摩美の森の会から岡村さん、小座間さん、勝田佳代子さん、間野さん、平林、それに「まちはミュージアム」から草野さんが参加され、子ども達の指導に当たりました。

最初に平林が、森の自然を観察する時は目、耳、鼻、舌、手の5感をフルに活用するように話しました。そして、今日は森の木を良く見ること、小鳥の声、葉っぱのささやきを聞くことを伝え、特に課題として、次の感覚による観察を行ないました。

(1)クヌギとコナラを見分ける。それには葉や幹の形を良く見て、手で触ってみること。大きな木と若木では葉は同じでも幹の手触りが違うことを確かめる。

(2)クリの木に小さな実の赤ちゃんがたくさんなっているので、手で触って棘がまだ柔らかいことを確かめる。

(3)キハダやクスノキの葉を揉んで他の木の葉と違う良い匂いがすることを確かめる。

舌についてはこの時期、この森に適当な実がないのでカット。

子ども達は大喜びで、数名ずつ仲良しグループに分かれ、森を歩き廻って木々の葉や枝を触り、ついでに虫や蛇を見つけて触っていました。そして、色々な形や大きさの葉を集め、写生したり名前を確かめたりしました。ちょうどヤマユリがきれいに咲いていたので、それを上手に写生した子もいました。

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