麻生区市民健康の森 ― 麻生鳥のさえずり公園 ―
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会報09-2 「新緑の森の観察会」開催される

副会長 長澤 宗幸[平成17年(2005)06月30日発行会報第09号から]

日時;平成17 年5 月16 日(月)10~12 時 講師;高橋 英氏 (自然観察専門員)

高橋さんの指導による、麻生区市民健康 の森の観察会は今回で2回目となりました。 健康の森は、樹木や野草の種類が豊富で、 自然豊かな森です。その森の豊かさを知る ためにも、緑の個性を観察し、親しみを倍 加するような観察会が行われました。 観察会のエピソードの一部を紹介します。

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アワブキの花穂
(花の散った後、これも泡のよう?

◆樹木の中でもとりわけ特徴ある木「アワ ブキ」を観察しましょう、この木は、切り 口より「泡」を吹くためあまり好まれない 木です。焚き火などにくべると火を消して しまうくらい泡が出ます。 一同 あんぐり。

◆野草観察の中で、貴重種の一種「ギンラン」を観察者が見つけた。先生より、近くにキンランはないでしょうか?すると、その近くに黄色みを帯びた花一輪。キンラン・ギンラン同時発見と一同歓喜に沸くが先生いわく、これはギンランの花期が終りになったものでキンランではないでしょう。一同 がっかり。

◆この森には、大変美味しい物があります。白い房状の花「ニセアカシヤ」(別名ハリエンジュ)天婦羅でいただくと、香りも良く美味しい。「クズ」のつる先芽もてんぷらに良い。一同 ぜひ食べたい!!

◆「クヌギ」の低木に、毛虫がいっぱい繁殖していて気持ち悪く、木のためにも良くないのではとの意見もあったが、自然界の中で昆虫も木を枯らすまでの食害はしないので、そのままにして置くのが良いとの、先生のご意見。一同 なっとく 。2時間と短い時間でしたが、森は豊かな宝物だとの認識を深めた観察会でした。

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5月16 日 森の観察会

 

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