麻生区市民健康の森 ― 麻生鳥のさえずり公園 ―
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会報08-2 “冬の森の観察会”開催される

副会長 長澤 宗幸 [平成17年(2005)3月29日発行会報第08号から]

img433多摩丘陵の一角に位置する細山・金程地域は、今から半世紀前ころまでは典型的な農村地帯であり、「麻生多摩美の森」を初めとする里山は、家庭の燃料や、農地を肥やす堆肥源の確保など大変有効に利用されてきた。

麻生多摩美の森には現在、様々な樹木が茂っているが、多摩丘陵特有の樹種もあれば、野鳥などの媒介で居着いた新顔の樹種もある。当会では、日常管理や植樹祭での樹種名札つけなどの活動を進めるなかで、森の実態をもっと知る必要があるのではとの問題意識が生まれ、木の学習をしよう、観察方法も身に付けようと、森の専門家、東百合ヶ丘在住で樹木や野草に大変詳しい高橋さん(写真中央)をお招きして、第1回観察会を開催した。

内容“冬の森の観察会”

日時 平成 17 年 2 月 6 日(日)10~12 時

講師 高橋英氏(自然観察専門員)

ふつう樹木観察は、春から夏の時期が良いとされているが、冬ならではの観察の楽しさ・面白さがあることが分かった。それについては、次頁の記事をご覧ください。

当日は天候に恵まれ、絶好の観察日和で、多数の会員が参加した。あっという間の2時間で、多摩美の森の東側と北側中心の観察となったが、自然界の豊かさ・不思議さを勉強することができた。今後、四季折々の森について観察・学習を重ねていきたいと、夢を膨らませて、観察会を終了した。

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