麻生区市民健康の森 ― 麻生鳥のさえずり公園 ―
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会報09-3 四季を感じ、のびのび遊べるところ

自主保育どんぐりだんご 飯野 優子 [平成17年(2005)06月30日発行会報第09号から]

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クワをふるって畑起こしに挑戦

私たちどんぐりだんごの原点は、仲間と火・水・土と存分にふれあい、子どもたち自身が経験を通してさまざまなことを学び取っていくのを見守る、という姿勢です。けれど近隣の公園では存分に触れ合う自然がなかったり、子どもの自由な遊びを良しとしない雰囲気があったりと、毎日の活動をするなかにも随分葛藤がありました。

そんな中、昨年 11 月の収穫祭にお誘いを受けたのが、健康の森との出会い。自然の環境を守るために多くの人が草刈りや清掃などを行っていて、とても居心地のよい場所だと感じました。子どもたちもとても気に入り、泥だらけになりながらひとりひとりが興味ある遊びを見つけています。自由に遊べる野山で泥んこになりながら、四季の移ろいを体で感じてほしい。今年は活動拠点として健康の森で週1度遊ぶ予定です。

ただ、公園を利用する者として清掃や草刈りなどの作業へも参加してみるものの、子どもと一緒ではなかなか戦力にならないのが現状ですが、そんな私たちに「大人が作業するのを見ることも、子どもにとっての大事な仕事だからね」などと言ってくださる方々にとても助けられています。子どもとともに大人にとっても気持ちのよい、活動に欠かせない場所となっています。

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