《2016年》

 
5月22日、「金春円満井会法人化30周年記念 第21回金春五星会」が開催されました。全国の門下生から150名を超える参加者がありましたが、当あさお謡曲研究会からは9名が参加し、中村先生門下の他の教室の方々と14名で熊坂の連吟で奈良の舞台に上がらせてもらいました。会場は奈良の春日野国際ファーラムで、いつのも(?)千駄ヶ谷の国立能楽堂とは異なる空気で、新鮮な気持ちで楽しみました。
 
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その後の懇親会では主催の方々のユーモアあふれる趣向を凝らした進行によって、全国の方々とのざっくばらんな触れ合いに新たな発見もあり、大いに盛り上がりました。
前夜は参加の14名と中村先生で楽しい食事をしましたが、お店のご好意で本番の謡の練習をさせて頂きました。終わった後の、先生の“よし、完璧!”との言葉で、謡を覚えきれていないメンバーもその気になって元気が出ました。

結果は春夏秋冬のコメントをご覧ください。

前日は春日若宮拝舎での金春穂高氏の五社上の儀に続き、興福寺南大門での薪御能では宗家の杜若を堪能しました。薪御能では南円堂の相輪に沈む夕日と、まさしく時をえた鐘の音に悠久の時を感じ、その端くれにいる皆が感動に震えました。
今回の〝せっかくの〟遠い地での発表会の機会を利用し、その前後に会員やご家族との懇親を深めた方も多く、 “あさお謡曲研究会”の更なる活力の源になることと思います。
 今年は例年よりだいぶ早い5月28日(土)のサークル祭に参加しました。今年はこちらの都合で午前10:30からの開催となったためお客様の入りを心配しましたが、会員の精力的な声掛けや、タウン誌に取り上げて頂いたことなどからほぼ定員の40名近くの方においで頂きました。ありがとうございました。
 今回も、〝観て、聞いて、謡ってみよう〟と題した「能楽体験講座」としました。
〝観て、聞いて〟の言葉通り、会員発表の演目を多くし、会員の日ごろの成果を披露させていただきました。入会後1年未満の初心者から丸5年の中堅までが仕舞と独吟を、そしてベテランを含めた全会員が交替で地謡で支えました。
 最後は全会員による「熊坂」の連吟で締めました。「熊坂」は変化が有り、会員も楽しく謡いましたが、お客様に伝われば幸いです。なお、〝春夏秋冬〟に会員のサークル祭への意気込みを載せてあります。併せてご覧ください。
 
 
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 その後、指導頂いている、シテ方金春流能楽師の中村昌弘先生の講座に入りました。
能楽の発祥、歴史、能面の説明など、分かりやすい説明で来場された方も大変満足して頂いたようです。〝面〟は昨年に続いて会員の一人が打った、新作を含む10点と製作途中のものを展示し、そのうちの一つを実際につけて頂きました。〝面〟の扱い、視野の狭さなど、強い印象を受けられたようです。
 先生から面を打った会員への問いかけが有り、これも普段聞けない面打ちの細部の説明が有りました。
 
 
講座 能面の制作は.JPG    講座 能面を付ける.jpg
 
 講座の最後には会員発表の演目だった「猩々」の後半部分を謡指導の教材に取り上げ、最後には和室内にお客様の朗々たる声が響き渡りました。
 
 たくさんの方々に来場いただき、大変ありがとうございました。

 講座終了後、会員の懇親会を行い、数名からは次のステップに向けた意気込みが披露されました。皆様もぜひ仲間になって楽しみませんか。「稽古日程」をご覧いただき、是非見学にいらしてください。

 

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