5月22日、「金春円満井会法人化30周年記念 第21回金春五星会」が開催されました。全国の門下生から150名を超える参加者がありましたが、当あさお謡曲研究会からは9名が参加し、中村先生門下の他の教室の方々と14名で熊坂の連吟で奈良の舞台に上がらせてもらいました。会場は奈良の春日野国際ファーラムで、いつのも(?)千駄ヶ谷の国立能楽堂とは異なる空気で、新鮮な気持ちで楽しみました。
その後の懇親会では主催の方々のユーモアあふれる趣向を凝らした進行によって、全国の方々とのざっくばらんな触れ合いに新たな発見もあり、大いに盛り上がりました。
前夜は参加の14名と中村先生で楽しい食事をしましたが、お店のご好意で本番の謡の練習をさせて頂きました。終わった後の、先生の“よし、完璧!”との言葉で、謡を覚えきれていないメンバーもその気になって元気が出ました。
結果は春夏秋冬のコメントをご覧ください。
前日は春日若宮拝舎での金春穂高氏の五社上の儀に続き、興福寺南大門での薪御能では宗家の杜若を堪能しました。薪御能では南円堂の相輪に沈む夕日と、まさしく時をえた鐘の音に悠久の時を感じ、その端くれにいる皆が感動に震えました。
今回の〝せっかくの〟遠い地での発表会の機会を利用し、その前後に会員やご家族との懇親を深めた方も多く、 “あさお謡曲研究会”の更なる活力の源になることと思います。