麻生区市民健康の森 ― 麻生鳥のさえずり公園 ―
*

会報06-4 わたしの部屋 内モンゴルでの植樹に参加

 勝田政吾 [平成16年(2004)09月30日発行会報第06号から]

4月末から5月初めにかけてモンゴルまで行って植樹をして来ました。

img357目的地は中国内蒙古自治区エジンホロ旗という所で、北京からフフホトまで飛行機で1 時間半(約400km)そこからバスで6時間かかる黄河の中流域です。ゴビ砂漠の南に位置する半乾燥地域でご多分に洩れず、長年にわたる開墾と過剰放牧で砂漠化が進行して来た所で、中国政府の70年代以降の砂漠化防止植林計画の重点地区の一つになっています。現地は一面の黄砂地帯で、所々これまでの植林地帯が緑色のベルトになっているといった状態です。

たまたま私の所属している団体(NPO地球緑化センター)が13年前に植林をはじめた頃は、それこそ何もない砂漠だったそうです。その当時に植えた樟子松は3メートル位に育っていて、生命力の強さを感じさせます。

一行は事務局・添乗員を含めて21名で、参加会員の平均年齢は61才でした。中国側は内蒙古大学日本語科の学生、現地の小学生それに現地職員という所で、日中混成の班に分れて共同作業です。苗は地球緑化センターの基金によるもので樟子松(6年もので 60cm)500 本。

まず地面に直径・深さ共60cm位の穴を掘る所からやったので仲々の労働量でしたが、半年ぶりの雨という事で粉糠雨が降り肌寒い位の気候だったので作業は大変捗り、炎天下の労働を覚悟していたので拍子抜けした位でした。

この活動の意義は全地球的な要請に加え、過去に日本の中国に与えた損害を少しでも償えればという所にあると思っています。その意味で若い元気な学生達と交歓できたことは良かったと思います。

前のページに戻る ページの先頭へ