麻生区市民健康の森 ― 麻生鳥のさえずり公園 ―
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会報33-1 平成 23 年度を迎えて

会長 間野 洋 [平成23年(2011)09月30日発行会報第33号から]

平成 23 年4月 23 日(土)第9回通常総会 が開催されました。6議案全てが承認され、 平成 23 年度がスタートしました。皆様ご存 知の通り、当会は設立以来 10 年目の節目の 年を迎えました。

11月26日(土)に予定されている「花と 緑の交流会」では、川崎市7区の市民健康の森が一堂に会して特別展を開催する予定で す。皆様のご参加をお待ちします。また来年 度には10周年の記念誌を何とか発行したい と考えています。

今年度の活動目標は昨年度と変わらず、地域とのコミュニティの構築と森の管理の充実です。この中で今年度スタート早々、新しい地域の皆様との交流が始まりましたので 紹介します。

img1106まず、大学と地域をむすぶ社会教育、生涯 教育の一環として、5月9日、日本女子大学人間社会学部の学生 45 名が多摩美の森を訪 れました(写真)。時間の制約があり十分な 説明ができなかったため、翌週の 16 日、同学部の田中雅文教授の授業に参加させていただきました。当森に関しての若い方々との 質疑応答、意見交換等、充実した時間でした。 6月25日には市民による里山保全を進める会主催のシンポ ジウム「里山にいて学ぶ」が 同大学生涯学習 センターで開催 されました。

ここで、辻誠治先生の「西生田キャンパス の森の現状とこれから」がDVDで上映され ました。女子大構内の森は多摩美の森と地続 きで身近にありながら、この森の状況を知る ことができませんでした。近い将来、田中先生にお願いして、このキャンパスでの植物観 察会を企画する予定です。

次に、6月 19 日「多摩丘陵緑地保全ネッ トワーク」(中島代表以下5名)の皆さんが 当会の活動に参加されました。麦刈り、里芋 の植え付け等の作業を行い、終了後、藤棚の 下での意見交換で話が弾みました。

8月6日には西生田中学校1年生3名が、 我々の活動に関するインタビューに来訪し ました。彼らは西生田小の卒業生で3年生、 5年生の総合学習で多摩美の森で勉強した ことを良く覚えていました。 最後に、多摩 区在住の高校3年生が当会の活動に参加し たいとの希望で、9月18日から来ています。

以上の通り若い方々が緑、里山等に関心を 持ってくれることは有難いことで、この輪を今後少しずつ広げて行きたいと思います。

最後になりますが、5月の幹事会で会報の発行について変更しました。今年度より発行 回数は年3回、発行時期は5月、9月、1月 としましたのでご了承下さい。

今年度の活動も半年が経過しました。今後、 当会のメインのイベントが続きます(4頁参 照)。行政、近隣町会のご支援、会員の皆様 の協力をいただきながら、無理をせず楽しく 活動ができるようご協力をお願致します。


日本女子大学 研究課題44「西生田キャンパスの森の教育的利用に関する研究と実践」(外部リンク)
[研究期間]2009年4月1日~2012年3月31日

日本女子大学 研究課題59「西生田キャンパスの森の再生と保全」(外部リンク)
[研究期間]2014年4月1日~2017年3月31日

 

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