麻生区市民健康の森 ― 麻生鳥のさえずり公園 ―
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会報16-4 竹炭焼き、木琴への挑戦記

中谷 一郎 [平成19年(2007)03月25日発行会報第16号から]

img684今年はさらに炭の品質を上げること、アイデア豊富な編集長からの提案による竹炭琴のにも挑戦することとなった。そのため、3点を改善項目とした。

  • 積雪期を避け3月に実施した。
  • 煙突出口位置を一基の窯は下、一基は上とし、どちらが良いか比較する。
  • 竹炭琴が灰にならぬように、窯の中心部に竹筒10本ほどをセットした。

準備は2月4日(日)の竹の運搬と切断(約30本)に始まり、延べ5回をかけて竹の切りそろえ、ドラム缶・煙突の点検、設置等を行た。

3月10日(土)本番、9 時集合、風も無く、横引き煙突の固定に時間がかかったが、立派な煙突ができた。11時30分と例年より遅く、勝田会長の火入れ式で炭焼き開始。

以後、藤棚下のテーブルで食事しながら飲みながら、この森のあり方から社会問題、各会員の経験談など熱く語りあい、順番で火の監視と薪くべ、18 時30 分に火止め、密封土盛り、跡かたづけした頃には、辺りは真っ暗。

翌11日(日)は朝から雨で窯出しは中止し、14日(水)10時集合で実施した。結果は煙突口下部の窯は見事に竹炭琴も竹炭も全て灰(ただし竹酢液は豊富)。

もう一基はまあまあの出来。原因は窯の炊き入れ口、窯本体封土盛り不足、特に煙突部密封に不備がたと思われ、大いに反省。一同の落胆はかったが、再挑戦への決意を新たにした。


※竹炭琴=炭琴(たんきん)

竹虎 株式会社 山岸竹材店(高知県)

紀州 備長炭 秋津川の炭琴→YouTubeはこちら tankin2008

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