麻生区市民健康の森 ― 麻生鳥のさえずり公園 ―
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会報31-5 多摩美の森の会の会員になって

井上 正樹[平成22年(2010)12月31日発行会報第31号から]

私は休日に自宅近くの香林寺の森を出発点とし、細山の竹薮、多摩美ふれあいの森、市民健康の森と、鶯の鳴き声に釣られて散歩するのが日課になっていた。昨年10 月頃、多摩美の森で会員の方々が汗を流しているのを見て、散歩でただ通り過ぎるのでは申し訳ないような気持ちになり、広報担当の木村さん宅に電話していた。

また、定年を過ぎて、ボランティアのひとつくらいはして、世のため、人のためになりたいとも思っていたときでもあった。会員の皆さんは人の良い方々で、平均年齢もかなり
高いようだった。でも皆さん、歳より元気に見受けられた。

入会して1 ヶ月も経たないうちに、風邪をこじらせて肺炎に罹り2ヶ月休んでしまった。4ヶ月程何もしないでぶらぶらしていたが、これも偶然なのか植木の会社に幸運にも就職することができた。

一級造園施工管理技士の学科試験に合格し、12 月5日の実地試験に向けて目下勉強中。しかし、そんな中で、今年の植樹祭&収穫祭では、子供たちと一緒に、樹木の名前と特徴を、講師の高橋英さんから学んだ。試験に合格しても樹木の名前も知らないようでは恥ずかしい。

今回の植樹祭&収穫祭の私の役目は施設設営係と自分で承知し、机・椅子・テント等の運搬や設営、特に音楽の会場設営にスコップを使い地盤のレベル確保に汗を流した。晴天にも恵まれ250名の参加者で大いに盛り上がったイベントだった。全員で後片付けを終わらせてから、ブル-シートの上で、燦々と輝く太陽の下で、初対面の方々との飲み食いしながらの語らいは楽しいものだった。

来年はサラリーマンの現役のお父さんやお母さんたちにもボランティア会員の募集の輪を広げていきたい。

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