麻生区市民健康の森 ― 麻生鳥のさえずり公園 ―
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会報05-1 平成16年度の抱負

会長 勝田 政吾 [平成16年(2004)06月30日発行会報第5号から]

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故・北澤清先生
03年9月の樹木講座にて

本年の抱負を語る前に、大変悲しいお知らせをしなければなりません。我々の健康の森にも何回かおいで下さりご指導いただいた北澤清先生には今年に入って体調を崩されたと承っていたのですが、5月初めに亡くなってしまわれました。これまで伺ったお話はほんの入門篇であり、これから本格的にお教えいただこうと思っていた矢先のことで、天命の致すところとはいえ痛恨の極みであります。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

 

 

 

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さて、我々の健康の森活動も3年目に入り、作業のサイクルが大分決まってきた感じが致します。現在の状況を整理してみますと、

    1. 植樹作業が一巡した感じがある。
    2. 畑仕事は今のところ、作業の種類・時期・作業量とも大体把握されてきた。
    3. 道具・器具類はかなり充実した。
    4. イベント関係は一応定着した。

といったところかと思います。

一方、問題点として

    1. 作業内容が決まってきた分、珍しさが少なくなってきた感じがする。
    2. 畑仕事と植樹箇所の除草が季節的に重なり、ちょっと油断すると始末がつかなくなる。これは作業参加人数とも関連する。
    3. 他所も同じようだが、作業参加人数が少なくなってきている。

といったところが見受けられます。

そこで、こういった状況の下での対策として作業日雨天の際の振替日及び補助作業日の設定を行なった上、電話連絡の実施も検討しています。これは同時に参加人数増加策の一部にもなると思います。

また、この森の特質をよく調べることが必要と思います。広場の草刈りをしていると珍しい形の植物、可憐な花をつけた植物に出会いますが、雑草として一概に刈り取ってしまうのはいかにも惜しい感じがすることがよくあります。

また笹薮も1年で伸びるという考え方で部分的に刈って行く計画を以前立てましたが、実際に刈った後を見ると必ずしもそうでもなく、よく観察して計画を立て直す必要がありそうです。このように、定説をうのみにせずキメ細かく観察して柔軟な計画を立てて行くというのがこれからの課題かと思っています。皆様から積極的にアイディアをだしていただきより良い健康の森にして行きたいと思います。

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