会報26-4 星と皆既日食で盛り上がる
オーロラ天文台 小川誠治 [平成18年(2009)09月30日発行会報第26号から]
8月8日、麻生区市民健康の森を会場として、夏の星空を楽しむつどいを開催しました。このつどいは、オーロラ天文台と渋谷星の会が主催で行っているもので、昨年 12 月6日に続いて、今回が5回目となりました。
当日は雲が厚く、観測はあきらめかけていましたが、参加者のお子さんから「星が見えているよ」というご指摘があり、この星が赤く光るさそり座のアンタレスであることがわ
星が見えない間、健康の森の管理棟をお借りして、7月 22 日に観測したばかりの皆既日食の話や写真、ビデオ上映を行いました。これは、NHK テレビが生中継した船と同じ船に乗って実際に写したもので、ほかにも上海で観測に成功した報告もあり、大いに盛り上がりました。参加者からは、「皆既日食の話が聞け、映像まで見られて感激した。ビデオを見ると、現場の感動がよく伝わった」などの感想がありました。質問もたくさんいただき、会場は熱気にあふれていました。
このつどいに全面的なご協力をいただいた、麻生多摩美の森の会・若葉町会の皆様、広報にご尽力を下さった多摩美地区各町会の皆様に心から御礼申し上げます。なお、次回は「天文台の大きな望遠鏡で見たい」との要望にお応えし、12 月5日(土)日没後、オーロラ天文台(多摩美 1-27-5)で行います。
余談ですが、渋谷星の会の名誉会長をしている千葉景子参議院議員が鳩山内閣の法務大臣に就任されました。千葉先生はアマチュア天文家として知られ、オーロラ天文台の観測会にも何度も見えていて、「7月 22 日の皆既日食を見に行けなくて残念」というほどです。
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