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講演「認知症の人から学ぶ思い・願い」

麻生区主催 講演「認知症の人から学ぶ思い・願い」

2月21日(月)13時~15時 会場とオンライン併用で講演会が行われた。
1部:認知症サポーター養成講座…テキスト「認知症を学び地域で支えよう」を使い、認知症の基礎知識を説明

2部:当事者の話、認知症の人との対話、体験談

 ①小林さんのお話:鉄筋の溶接、大型車の運転、ゴルフ場の送迎など多岐にわたる仕事をしてきたが、健康診断で心臓に異常が見つかり心臓の手術をした。そのとき偶然認知症も分かった。免許証の置き場所を忘れるなどして自分でも気になることがあり、運転を止める決心をした。
今は、黒川分校の跡地の「仲間の会」で、木工彫刻、竹細工で靴ベラ作り、手仕事に夢中。「今日は、大勢の皆さんの前で話せて幸せ」と話していました。

 ②オレンジ大使さん:40代。数年前、職場で電話がかかると、誰からとか用事を思い出せないことがあった。通勤の定期をよく無くした。20年3月に認知症の診断を受ける。
働くことは重要…仕事を変えた。今はケアマネージャーのような仕事、障がい者の相談支援員をしている。準備…障がい年金、障がい者手帳、自立支援医療を受ける。
工夫…記憶に頼らない。GPS付きの道具を定期入れに入れ無くしても探しやすくするようにしている

自分のためにまちづくりをする。
「何で忘れたのと聞かれるのが納得できない。記憶がなくなることがわかっているので、今パートナーと過ごせることがうれしい。」と話していました。

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