麻生区市民健康の森 ― 麻生鳥のさえずり公園 ―
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会報38-5 春の自然観察会―大和市「泉の森」

中村 浩 [平成25年(2013)05月31日発行会報第38号から] 3月 16 日(土)、会員9名、会員予定者1名が参加して、植物観察・里山管理の見学会を行った。「泉の森」は 42ha の中に、雑木林、湿生植物園、木製斜張橋と水車小屋、郷土民家園、キャンプ場、自然観察センターで構成されている。ここでは、自然案内、泉の森ガイド、野鳥、環境管理、柳と遊そぼう引地川、植物調査、ホタル環境復元実行委員会などの多くのボランティアグループが活動し […]

会報38-4 書籍紹介:川崎の大地に生きる植物

平成25年(2013)05月31日発行会報第38号から 髙橋 英(たかはし・てる)さんの『川崎の大地に生きる植物』が発刊され、好評です。 植物観察会や西生田小3、5年生の野外学習でお世話になっている自然観察指導員髙橋英さんの『川崎の大地に生きる植物』が4月 に(社)農文協から発行(150頁、1,575円)。 副題が「いのちの不思議と人とのかかわり」 で、多摩美の森にある多くの草木についても、 巧妙な生きる戦略や鳥虫との共生の姿、文化との […]

会報30-4 多摩美の森の小鳥

 中村 浩 [平成22年(2010)09月30日発行会報第30号から] 多摩美の森および周辺の森では、多くの小鳥を見かけることができます。 一年中見られる小鳥は、コゲラ(小型のキツツキ)・ウグイス・四十雀・メジロ・ヒヨドリ・ムクドリ・キジバト・コジュケイ・画眉鳥(特定外来生物)など。また、夏場には、ホトトギス・クロジなど、冬場には、アオジ・ホウジロ・シメ・ヤマガラ・エナガ・ジョウビタキなどを見ることができます。 小鳥が多くいるということ […]

会報29-1 春の自然観察会-多摩美の森の帰化植物

勝田 佳代子 [平成22年(2010)06月30日発行会報第29号から] 今年の春の自然観察会は爽やかな風薫る4月25日の土曜日に行われました。多摩美の森 の帰化植物がテーマです。 多摩美の森にはどれくらいの帰化植物があ るのか、そして在来種はどんな状況にあるのか皆で見て歩きました。講師は自然観察指導員の高橋英さんです。 一般的に帰化植物とは江戸時代末期から現代にかけて意識的・無意識的に移入されたも ので、現在では輸入牧草とともに無意識 […]

会報27-3 晩秋の植物観察会

勝田政吾 [平成21年(2009)12月31日発行会報第27号から] 今秋の観察会は多摩美の森を離れて、文京区の六義園を訪れることにしました。この庭園は、よく知られている通り元禄時代の老中柳沢吉保の創設になる回遊式日本庭園で、現在の公開面積約8.8ha を有する広大かつ優雅な名園です。その名の六義とは、中国最古の詩集「詩経」の6種の詩の分類に倣って古今集仮名序で定めた和歌の分類の文体をいい、これを造園のベースにしたというのですから、誠に […]

会報26-2 地域と交流するイベント ご紹介と今後

会長 間野 洋 [平成18年(2009)09月30日発行会報第26号から] 前号でも述べた通り、当会の森作りも一段落し、今後はいかに整備、管理していくかの 段階です。当会の基本理念の一つである地域 コミュニティの構築は、種々のイベントを通 して近隣の皆様との交流を図っています。 現時点では主催、共催、後援をあわせて六 つのイベントを開催しています。各イベント の概要、経緯などを以下にご紹介します。 1.植樹祭&収穫祭 多摩美みどりの会共 […]

会報25-7 今後の活動予定

副会長 中谷一郎 [平成21年(2009)06月30日発行会報第25号から] 森でホトトギスが鳴いている季節になりました。楽しい里山公園をめざしますでよろしくお願い致します。 今後の活動予定は下記の通りです。 7月 4日(土) 麦の脱穀、ソバの播種 7月19日(日) 藤棚のテーブルの脚更新 8月 1 日(土) 畑の手入、草刈り、その他 8月16日(日) 畑の手入、草刈り、清掃 9月 5日(土) 栗の収穫、その他 9月20日(日) 畑の手 […]

会報22-2 多摩美の森でのヤマユリの植栽

副会長 平林 謙三 [平成20年(2008)09月30日発行会報第22号から] ●今年も開花を楽しみました ヤマユリが今年も見事に咲きました。花 期は7月上旬から下旬までの1ヶ月、一つの株の花の寿命は1週間程度でしたが、 次々と花を咲かせ、我々を楽しませてくれ ました。20年前までは、多摩美の森とその周辺に沢山の自生のヤマユリが咲いてい ましたが、盗掘とこのあたりの森の樹木の 生長に伴う日照の減少により、最近ではほ とんど見ることが出来 […]

会報22-1 多彩! 里山の「小さな木」の楽しみ

木村信夫  [平成20年(2008)09月30日発行会報第22号から] 初夏の観察会は雨天延期で 6 月 28 日に実 施され、自然観察指導員、高橋英さんのガイ ドで麻生多摩美の森周辺を、自然遊歩道から ふれあいの森の山道へと歩きました。そのなかで、ここの森には、よく目立つ高木のほか、 ふだん見過ごしている「小さな木」の中木・ 低木・林床草本が、実に豊富に育っていることに、改めて気づかされました。 斜面一箇所に 30 種もの高・中・低木 […]

会報21−1 初夏の麻生多摩美の森・・・樹木・草花の楽しみ

勝田佳代子 [平成20年(2008)06月30日発行会報第21号から] 多摩美の森の初夏の観察会を行うために、5 月 26 日に講師の高橋さんと森を回って、下見観察を行いました。 樹木と草原の植物に分けて、まずは樹木。白い可憐な花をつけるエゴノキは、もう花も残り少なくすでに青い実をつけているものもあります。関東の雑木林の代表格コナラは柔らかかった新緑の葉がだいぶ堅くなってきました。       アカシデとイ […]

会報18-1 赤色に夢をのせて・・・多摩美の森 秋の観察の楽しみ

自然観察指導員 高橋 英 [平成19年(2007)09月30日発行会報第18号から] “赤い鳥小鳥なぜなぜ赤い赤い実を食べ た” いま、お山の木々は赤い実、青い実、白い実などなどで着飾って、素敵なファッシ ョンショー。ではない! 命の受け渡しを賭 けた一大イベントで、長い時間を積み重ね、 工夫をこらしたたくさんの命が集積した姿なのだ。 ●コブシの実と種子 命の受け渡しの知恵 そんな姿を、市民健康の森のコブシに見てみよう。拳に似たコブシの […]

会報17-4 初夏の森の観察会

中谷 一郎 [平成19年(2007)6月30日発行会報第17号から] 今回の里山の樹木観察は、麻生区市民健康の森(麻生鳥のさえずり公園)とこもれびの森に沿った多摩自然遊歩道にある樹木と野草の観察を、講師高橋英(自然観察専門員)先生の指導で、5 月 26 日(土)午前 10 時から 2時間の予定で行った。快晴。 参加者 16 名(小学生 1 名)が健康の森のシンボルである藤棚の下に集合したが、驚いたことに会員よりも初参加の人が多く、新しく […]

会報14-1 秋の森の観察 くっつく草の実の生きるドラマ

自然観察指導員 高橋 英 [平成18年(2006)09月30日発行会報第14号から] もてない貴方にも、もてもての貴方にも、ひっついちゃうぞ~、くっついちゃうぞ~、と通りがかる人を待っている「ひっつき虫」の私たち。そう、虫は虫でも、皆さんお馴 染みの草の実です。そんなイヤな顔しないで、秋を謳歌する姿、命をつなぐ営みを見つめて下さい。木陰を彩る森の仲間なんですから。 ダントツのひっつき虫は、私イノコズチ。市民健康の森には、ヒナタイノコズチ […]

会報13-4 植物観察会

 勝田佳代子 [平成18年(2006)06月30日発行会報第13号から] 新緑が目映いばかりに春の光を受けて、多摩美の森が一番美しい時期の5月14日、定例植物観察会が行なわれました。高橋英講師をお迎えして、今回は草花を中心に鴬やホトトギスの声を聞きながらの観察会です。 雑草の代名詞のようで一見似ているハルジオンとヒメジョオンの違い、最近あちこちでよく見かける地中海原産のナガミヒナゲシ。ヒメオドリコ草・ナズナ・キラン草などルーペでよく見る […]

会報11-4 12 月3日、第3回植物観察会 実施

[平成17年(2005)12月28日発行会報第11号から] 講師は自然観察指導員の高橋英さん。初冬の多摩美の森は、残っている紅葉や実、種子、冬芽の観察など、実に興味深いものがあります。紅葉の絶妙な配色の美しさ、種子の不思議な知恵や秘密など自然の素晴らしさに改めて感動を覚えました。また、土地固有の種の保存の大切さをつくづく感じたひとときでした。(勝田佳代子記)

会報09-4 ウグイスとアズマネザサ

岡村2005克彦 [平成17年(2005)06月30日発行会報第09号から] ウグイスは、研究者の話によると、アズマネザサの繁茂している薮などの中で巣を作り、子育てをしているそうですが、私は実際にそれを見た事がありません。 「健康の森」の南側には、ちょうどそのようなササ薮があり、春になると、早朝から庭先にウグイスの囀りが聞こえてきて、近くに住んでいる者にとっては幸せを感じさせてくれます。ここ数年来、ウグイスの巣に託卵するホトトギスの鳴き […]

会報09-2 「新緑の森の観察会」開催される

副会長 長澤 宗幸[平成17年(2005)06月30日発行会報第09号から] 日時;平成17 年5 月16 日(月)10~12 時 講師;高橋 英氏 (自然観察専門員) 高橋さんの指導による、麻生区市民健康 の森の観察会は今回で2回目となりました。 健康の森は、樹木や野草の種類が豊富で、 自然豊かな森です。その森の豊かさを知る ためにも、緑の個性を観察し、親しみを倍 加するような観察会が行われました。 観察会のエピソードの一部を紹介しま […]

会報08-3 冬の木々を観る楽しみ

S.O生 [平成17年(2005)3月29日発行会報第08号から] これまでは、木を見分けるのに、樹形や樹肌、枝ぶり、芽吹き、花などを見て判断するものと思っていたが、今回高橋さんのご指導で、冬芽には植物が生るための知恵が込められていることなど、実に興味深いことを教えていただいた。いくつかをご紹介しよう。 主芽と副芽(予備芽) 順調に行けば主芽がズーッと成長し、副芽は消えていく運命にあるが、厳しい寒さで主芽が傷んだり、虫に食われたりしたと […]

会報08-2 “冬の森の観察会”開催される

副会長 長澤 宗幸 [平成17年(2005)3月29日発行会報第08号から] 多摩丘陵の一角に位置する細山・金程地域は、今から半世紀前ころまでは典型的な農村地帯であり、「麻生多摩美の森」を初めとする里山は、家庭の燃料や、農地を肥やす堆肥源の確保など大変有効に利用されてきた。 麻生多摩美の森には現在、様々な樹木が茂っているが、多摩丘陵特有の樹種もあれば、野鳥などの媒介で居着いた新顔の樹種もある。当会では、日常管理や植樹祭での樹種名札つけな […]

会報07-3 木は友だち-(1) ニワトコ

[平成16年(2004)12月20日発行会報第07号から] 黄葉した私の葉(奇数羽状複葉って言います)と青空のコントラストがとってもキレイだって、素敵な男性が木の下にきて、何枚も写真を撮るものだから、だんだん恥ずかしくなって、風が吹いてきたから一緒に舞い降りてしまったの。ゴメンね。 えっ私、27 番のニワトコ。里芋畑の北、竹薮の角にいます。多摩美の森の名木(?)29選に推薦して下さった高橋英さんは、私のこと、次のように紹介してくれていま […]

会報02-4 森の生きものノート②

初夏 ホトトギスとミドリシジミ 曽我 浩 ( え:曽我千文 ) [平成15年(2003)09月30日発行会報第02号から] 6月の定例作業の日に、 自然に詳しい友人と2人で、 健康の森を少し散策してみました。 まずは、空高く「トッキョキ ョカキョクッ」と聞こえるホトトギスが今日のメインゲスト です。 「鳴いて血を吐くホトトギ ス」と言われる様に、この 時期は早朝や真夜中でも飛びながら鳴きつづけるホ トトギスの声に、深山幽谷に迷い込んだよ […]

会報01-6 森の生きものノート①

ついにクルミが初成り 木村 信夫 [平成15年(2003)06月30日発行会報第01号から] 休憩ゾーン近くのクルミが、アーモンド形の実を つけ、だんだん重く垂れてきた。植樹は 98 年3月、 その年の秋には市民健康の森構想検討委員会ス タートしているから、森の歴史とともに成長してい くクルミだ。昨年の植樹祭ではクリ・ガマズミ・シロ イチジク・ヤマモモを植えているので、木々の実り で賑やかな森をめざして手入れしていきたい。 休憩ゾーン近 […]

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