会報50-6 アズマネザサの今後の手入れについ
中村 浩[平成29年(2017)05月31日発行会報第50号から] 現状 ① 2015年にアズマネザサの開花が確認された。 ② 2016年6月には、その年に伸びた芽(タケノコ)にも開花が観測された。 ③ 日当たりの良い場所では、葛、カナムグラ等の蔓草でアズマネザサが覆い尽くされた。 ④ 蔓草で覆われた場所では、枯れたアズマネザサ(3~5年経過)が多い、しかし2015、2016年に伸びた茎は径が細く丈も短いが枯れの兆候は見られない。 ⑤ […]
中村 浩[平成29年(2017)05月31日発行会報第50号から] 現状 ① 2015年にアズマネザサの開花が確認された。 ② 2016年6月には、その年に伸びた芽(タケノコ)にも開花が観測された。 ③ 日当たりの良い場所では、葛、カナムグラ等の蔓草でアズマネザサが覆い尽くされた。 ④ 蔓草で覆われた場所では、枯れたアズマネザサ(3~5年経過)が多い、しかし2015、2016年に伸びた茎は径が細く丈も短いが枯れの兆候は見られない。 ⑤ […]
間野 洋[平成29年(2017)05月31日発行会報第50号から] 2012年7月1日麻生区政30周年式典が行われ、麻生区の花としてヤマユリが指定されました。当会はヤマユリの植栽は既に初めていましたが、2014年より本格的にヤマユリを増やす計画を立てました。この年は「麻生ヤマユリ植栽普及会」の援助を受け、球根10個を旧来のヤマユリ園(A地区)に植栽した。また後日購入した球根15個を、遊歩道沿いの東斜面下(B地区)に植栽した。 2015年 […]
会長 間野 洋 [平成28年(2016)06月30日発行会報第47号から] 多年性草の冬越しの姿については、タンポポのように葉っぱを地面にはうように放射状に広げる草花があります。これをロゼッタ状に葉を広げる根生(出)草と言います。他にオオバコ、ハルジオン等があります。タンポポ等は周りに背の高い草などがあると育ちにくい宿命があります。、当森のカントウタンポポは3月中旬に花を付け、5月初旬には咲き終えました。 麻生区の花が「ヤマユリ」に指定 […]
中村 浩 [平成28年(2016)01月31日発行会報第46号から] 昨平成27年春にアズマネザサの開花が確認された。一般に竹の花は 60 年くらいで咲き、その後枯れると言われている。しかしササについては諸説あるが、ほとんど解明されていないようだ。9月、10月に「鶯のお宿」一帯を5ヶ所調査し、その結果概要は次の通りである。 ①すべての箇所で、開花痕のあるササが60~100%観察された。 ②今年伸びたササでは、開花痕はあるが葉は枯 ていな […]
[平成28年(2016)01月31日発行会報第46号から] ヤマユリ球根の植付け 間野 洋 当会がヤマユリの植栽を始めたのは平成14年12月で、北斜面・西斜面に各5個ずつ球根を植えましたが、残念ながら1株も育ちませんでした。次が平成20 年、4ヶ所に植え付け、育ったのは現在の「ヤマユリ園」と南東斜面の平坦地です 平成24年、麻生区政30 周年記念の際、麻生区の花「ヤマユリ」、木「禅師丸柿」が指定され、翌年、幹事会でヤマユリを少しずつ増し […]
伊丹 伸行 [平成27年(2015)05月31日発行会報第44号から] 「鶯のお宿」のアズマネザサ(笹林)の茂みは夏になると葛やカナムグラなどのツル植物が繁茂し、網目状に覆いかぶさり、笹の立ち上がりを妨げ、笹の葉への陽光の差し込を 妨げ、冬になるとそれが枯れて見苦しい。 そこで、6年前から冬場に枯れたツル類を取り除く作業を行ってきた。方法は二つあり、一つは区画を決め、笹とツルのすべてを刈り 取る方法。もう一つはツルをこまめに取り除き、押 […]
岡村 克彦 [平成27年(2015)01月31日発行会報第43号から] 麻生区市民健康の森では開設以来、神奈川県花で、2012 年には麻生区の花にも指定されたヤマユリを、身近かに鑑賞できるように、自生のヤマユリの保全や、里山の原風景の復元を目ざして球根の植栽を進めてきました。 本年度は、区地域振興課の助力によって、「麻生ヤマユリ植栽普及会」から球根植栽の援助を受けることになり、森の家南側の「ヤマユリ畑」を拡幅して、11 月 12 日に球 […]
木村 信夫 [平成26年(2014)05月31日発行会報第41号から] チェーンソーはむき出しの刃が高速回転し、本人にも周りの人にも危険を伴う機械です。使用者および補助作業者は取扱説明書で使用方法や安全の注意をよく読んで下さい。ここでは、小生の経験からポイントを整理します。 服装はヘルメット・保護メガネ・手袋・長袖は必須。安全靴(先が固い)が望ましい。 燃料とチェーンオイルは同時になくなるので、必ず両方を満タンにしてから使う。 始動は、 […]
勝田 政吾 [平成26年(2014)05月31日発行会報第41号から] この間、麻生区市民健康の森の中でも管理が比較的しにくい「鶯の宿」=アズマネザサ植生の保全区域の手入れに取り組んでいます。この笹藪ゾーンは南に向かった緩やかな傾斜ですが、その南端部、里芋畑と接する一帯は傾斜がややきつく、その傾斜に沿うように笹の倒れ方が著しく、何とかしなければという思いに駆られていました。 昨年、冬場に入ってから伊丹さんはじめ数人で、笹を覆う蔓を除去 […]
森づくり分科会 中村 浩 [平成26年(2014)05月31日発行会報第41号から] 昨年の 12 月にコナラの木を伐採し、3月にシイタケ菌の接種を行った。順調に行けば、来年の秋にはシイタケの収穫が期待できる。 なぜ、シイタケ栽培なのか? 昔は里山を人が利用することで雑木林が整備され生き物の多様性が図られてきた。今では憩いの場としての利用が主体であるため、人為的に整備しなければこの環境は維持されない。シイタケ栽培を継続することで、毎年木 […]
井上正樹 [平成25年(2013)09月30日発行会報第39号から] 今年は連日の猛暑のため、下草の成長が激しく6月から9月にかけてほとんど毎回下草刈りを行なった。藤棚の藤の新芽の蔓が桜に絡まり、桜の成長に影響を及ぼすので、長く伸びた蔓の伐採を 7 月から8月に行なった。 北斜面の高木が成長し太陽が当たらなくなった部分の萌芽更新のため、間伐を行なった。麻生区で唯一下水道が整備されていなかった地区への整備工事が始まるが、そのための4m道路 […]
森づくり分科会 井上 正樹 [平成24年(2012)09月30日発行会報第36号から] 本紙35号の中で、24年度の活動として③ 竹林(孟宗竹)の新設 「自前の孟宗竹林を西 斜面の一部に新設するべく計画をスタート する」としましたが、その後勝田政吾会員の提案により森づくり分科会にて検討し、孟宗竹は余りにも繁殖力が強く現在の生態系を 大幅に損なう恐れがあるので、竹林の新設は行わないとの結論に至りました。心配をお掛けしたこと、お詫びしま […]
会長 間野 洋 [平成23年(2011)03月31日発行会報第32号から] 1.ヤマザクラの倒木とその処理 2月 13 日夜半から翌朝未明にかけて、関東地区は大雪になりました。早朝、雪景色撮影に出向いたところ、管理棟西の斜面とそば処「くぬぎ」の裏のヤマザクラ(樹齢 70~80年)の2本の倒木を発見。被害は管理棟の屋根の一部の破損で済み幸いでした。 麻生区役所道路公園センターに連絡し、倒木処理は 15 日~17 日、屋根の修理は 25 日 […]
各分科会担当幹事 [平成22年(2010)06月30日発行会報第29号から] 分科会の役割 総括 間野 洋 平成14年4月、当会設立時に4つの分科 会(森づくり、畑の管理、施設工作、動植物 調査)が設置されました。19年4月に広報 分科会が新たに設置され、20年4月には森 づくりと動植物調査を1分科会とし、現在は 4つの分科会となっています。 分科会の役割は、市民健康の森の管理にあ たっての基本理念である ①里山の自然環境 の保全と創造 […]
会長 間野 洋 [平成18年(2009)09月30日発行会報第26号から] 前号でも述べた通り、当会の森作りも一段落し、今後はいかに整備、管理していくかの 段階です。当会の基本理念の一つである地域 コミュニティの構築は、種々のイベントを通 して近隣の皆様との交流を図っています。 現時点では主催、共催、後援をあわせて六 つのイベントを開催しています。各イベント の概要、経緯などを以下にご紹介します。 1.植樹祭&収穫祭 多摩美みどりの会共 […]
会長 間野 洋 [平成21年(2009)06月30日発行会報第25号から] 麻生多摩美の森の会は設立から7年が経過していますが、実際現地での活動に出席されてい る会員は当初より人員は減っており、また若い 会員の入会が少なく老齢化が進んでいます。こ のため会員の皆様からのご意見は出ても、なか なか現地での作業が進んでいないのが現状です。 掲題の件についての問題点、目標、工程等を作 成し、急がず、楽しく、出来る範囲で活動を続 けて行ければと […]
[平成20年(2008)06月30日発行会報第21号から] ◆ はじめに 会長 勝田政吾 当会では、森づくりの諸課題に応じた5つの分科会をつくり、会員各位の参加によって、それぞれ企画してもらって幹事会で討議し年間作業計画に折り込むことにしています。自然が相手の作業が多いために、時期がずらせないもの(植樹や農作業)を中心に実施計画を組んで行かねばならないという制約もあります。また今年度からは、年次総会のご挨拶でも申しましたように、森づくり […]
木村信夫 [平成19年(2007)6月30日発行会報第17号から] ★「市民健康の森」にふえてきました! 多摩美みどりの会が保全している「日本たんぽぽ園」は、いまでは珍しいカントウタンポポの群生地だが、ここ数年開花が少なくなった。以前、元市民健康の森担当主幹の萩原哲さんから、土がやわらかくなりすぎないよう踏むこととのアドバイスをもらい、草刈りして「保護」するだけではダメと痛感した。 そのカントウタンポポが、市民健康の森の藤棚から遊歩道寄 […]
岡村 克彦 [平成18年(2006)09月30日発行会報第14号から] 夏の訪れと共に森陰に人知れず咲くヤマユリを、ふと見かけた時の喜びを身近に感じたいとの願いで、この2、3年市民健康の森で球根の植栽を続けてきました。会費と区の寄付で球根を用意し、皆の協同作業で、今年はやっと適所を得て、2ヶ所(小屋の横で 14 株、東斜面下で2株)で 16 株に花が咲きました。 ヤマユリは日本の固有種で「神奈川県の花」に指定されており、欧米でも人気を博 […]
勝田 佳代子 [平成17年(2005)09月30日発行会報第10号から] 夏の暑い2日間、北八ヶ岳での森林ボランテイアに参加しました。NPO 法人である地球緑化センターが主催するもので、年間を通して全国のあちこちで活動を展開しています。そこの会員である私は1年に1回位の割で、活動の場所と内容を選んで参加しています。 今回は、北八ヶ岳自然休養林(標高 2000m 白駒池近くの国道沿い)での密生しているダケカンバ林の修景除伐です。 お昼頃現 […]
木村 信夫 [平成17年(2005)06月30日発行会報第09号から] 細山7丁目の尾根沿い斜面地の開発計画が進み、その縁に地域の人たちが植えて楽しんできたアジサイも消滅の運命、という事態が生じた。多摩美の森に散策にくる中沢さんから、引取り打診の電話があり、下見に行くとヤマアジサイ・アマチャも含めて貴重な株が30 本くらい、ほかにヤマブキ・サンショウ・ガマズミなども数本あった。 多摩美の森は、現地とはランド遊園地交差点あたりを経て尾根続 […]
木村 信夫 [平成16年(2004)06月30日発行会報第5号から] 草刈機は、むきだしの刃が1秒間に 100 回転もの高速回転をする機械で、手足に当たれば軽く切断され、また跳ね飛ばした石が目に当たり失明などという事故が絶えません。 小生の郷里での事故例。作業中「おじいさーん、お昼だよ」と声をかけられ、機械ごと振り向いたとたん、そばまで来ていた愛妻のお腹に回転刃が接触。長期入院して治ったものの、穏やかな老後の日に悲しい事件でした。 今回 […]
2003年9月20日「野外観察指導講座」講師 北澤 清先生に聞く まとめ:編集委員 平成15年(2003)09月30日発行会報第02号から 麻生多摩美の森に来て「いいな」と感じるのは、まず人が集まれる広場があること。そして広場から、ふれあいの森など隣接地も含めた木々の眺めがいいことです。 そこには、ヤマザクラの立派な巨木があり、 都心から次第に後退して見られなくなったモミの巨木があることが貴重です。また、珍しい木としてアワブキがあり、視 […]