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麻生区の野鳥

この写真は、2017年2月に講演して頂いた伊東紘様の提供によるものです。

説明文は運営委員が作成し、伊東様の校正を得たものです。

  • 野鳥を観る時に目安になる鳥がいます。スズメ、ハト、カラスの三種類の形と大きさを覚えてください。後で図鑑を引くときに「スズメより大きかった。ハトより少し小さかった」など、見当をつけて探すことができます。まず目安となる三種の野鳥です。
  • 雌雄の別が分かるものは オス♂ メス♀ の記号で標記しました。( )の数字は大きさを表し、(15-20)のように幅のある数字はオスとメスの大きさです。
  • 写真は1年を通して麻生区周辺で撮ったものがほとんどです。観察時の目安になるよう、それぞれの野鳥の大きさを標記しましたが、写真の中の野鳥のサイズと他の野鳥写真との比較では大きさに整合性がとれていませんのでご注意ください。
アオジ ♂
(16㎝)
 01aoji 開けた森林や林縁に生息する。非繁殖期には藪地などにも生息する。非繁殖期には群れを形成することもあるが、単独でいることが多い。用心深い性質で、草むらの中などに身を潜める。植物の種子や昆虫類を食べる。地上で採食する。
アオバズク
(29㎝)
 02aobazuku 平地から低山地にかけての森林や農耕地に生息し、越冬地ではマングローブ林などでも見られる。群れは形成せず単独もしくはペアで生活する。夜行性で、昼間は樹上で休む。
アカゲラ
(23㎝)
 03akagera 単独もしくはペアで生活する。高緯度に分布する個体群は冬季になると不規則に南下することはあるが、基本的に渡りをしない。食性は雑食で、主に昆虫、クモ、多足類を食べるが果実、種子なども食べる。主に樹幹で採食を行う。主に枯れ木の幹に、くちばしで入口直径4cm、深さ30-45cmの穴を開けた巣に、日本では5-7月に4-6個の卵を産む。
アオゲラ
(29㎝) 
 08aogera 平地から山地にかけての森林に生息する。あまり季節の移動はしないが、亜種アオゲラは住宅地などでも観察される。食性は動物食傾向の強い雑食で、主に幹や枝で昆虫を採食するが、果実も食べる。樹上でも地表でも採食を行い、地上でアリも採餌する。
アカハラ
(24㎝)
 10akahara 平地から山地にかけての森林に生息する。食性は動物食傾向の強い雑食で、主に昆虫類を食べるが果実も食べる。繁殖形態は卵生。山地の森林(北海道や東北地方では平地でも)に巣を作り卵を産む。
ウグイス
(14-16㎝)
 11uguisu 「ホーホケキョ」と大きな声でさえずる。日本三鳴鳥の1つ。さえずるのは縄張り内を見張っているオスで、「ホーホケキョ」が他の鳥に対する縄張り宣言であり、巣にエサを運ぶメスに対する「縄張り内に危険なし」の合図でもある。「ケキョケキョケキョ」が侵入した者や外敵への威嚇であるとされており、これを合図に、メスは自身の安全のためと、外敵に巣の位置を知られないようにするためにエサの運搬を中断して身をひそめる。
ウソ ♂
(16㎝)
04uso  繁殖期は山地の針葉樹林に生息し、非繁殖期には低地の林にも生息する。非繁殖期は10 羽ほどの小規模の群れを形成する。春に木の実や芽(時にはサクラ、ウメ、モモなどの花や蕾など)を食べ、繁殖期に昆虫のガの幼虫やクモなどを食べ、秋にはズミやナナカマドの果実などを食べる。
エナガ
(13㎝)
 12enaga おもに平地から山地にかけての林に生息するが、木の多い公園や街路樹の上などでもみることができる。山地上部にいた個体が越冬のため低地の里山に降りてくることがある。
オオタカ
(50-59㎝)
 12ootaka 平地から山岳地帯にまで生息している。飛翔能力が高く、中小型の鳥類(ハト・カモ等)や小型哺乳類(ネズミ・ウサギ・オコジョ等)を空中あるいは地上で捕らえる里山の猛禽類。食物連鎖の頂点に位置するため、生態系の自然が健全でないと生息できない。飛ぶ速さは水平飛行時で時速80km、急降下時には時速130kmにも達する。
オナガ
(37㎝)
 13onaga 平地から低山地の比較的明るい森林や竹林を好み、森林に近接する市街地などでも見られる。食性は雑食で、昆虫、果実、種子等を常食し一部は貯食する。樹上に枯れ枝などを使って皿状の巣を作り、16-9個の卵を産む。抱卵期間は17-20日で、雌が抱卵する。雛は約18日で巣立ちする。カッコウの托卵先になることがある。
オオヨシキリ
(18㎝)
05ooyosikiri  ヨシ原等に生息する。食性は動物食で、昆虫類、節足動物等を食べる。ヨシ原や周囲の森林で獲物を捕食する。ヨシを切り裂いて中にいる獲物を捕食するとされ、和名の由来とされる。
カケス
(33㎝)
 14kakesu 日本においては全国の平地、山地の森林に生息する。繁殖期は縄張りを形成する。食性は雑食で昆虫類が主食だが果実、種子等も食べる。他の小鳥の雛を食べることもある。また信州・美濃地方では「カシドリ」の異名もありカシ、ナラ、クリの実を地面や樹皮の間等の一定の場所に蓄える習性がある。冬は木の実が主食となり、蓄えたそれらの実を食べて冬を越す。
カシラダカ
(15㎝)
 15kasiradaka 平地から山地の明るい林や林縁、草地、農耕地、アシ原に生息する。繁殖期はつがいで生活するが、それ以外は数羽から100羽程の群れを作って過ごす。巣は地上または枝の上に椀形ものを作る。卵数は46個である。
ガビチョウ
(25㎝)
 16gabityou 日本では里山など、人家に近い低山の雑木林が主な住みかで、営巣場所もそうした藪の中であるが、川原でも生息しており、民家の庭の木をソングポストにして囀っていることもある。
地上採食性で、地上を走り回って昆虫や果実を食べる。繁殖期はつがい又は単独で行動し、非繁殖期は小群をなして行動する。アジアの東南部が原産とされ、江戸時代以降輸入された。
カワラヒワ
(15㎝)
 18kawarahiba 低山から低地にかけての森林に広く生息する。近年は、都市部の市街地の公園や川原などでも観察される。繁殖期には低山から平地にかけての針葉樹林などで番いで生活し小さな縄張りを持つが、秋季以降は数十羽から数百羽の群れを形成することがある。秋に雄は樹上で集団で求愛ディスプレイを行う。
キジ ♂
(60-80㎝)
06kiji 山地から平地の林、農耕地、河川敷などの明るい草地に生息している。地上を歩き、主に草の種子、芽、葉などの植物性のものを食べるが、昆虫やクモなども食べる。繁殖期のオスは赤い肉腫が肥大し、縄張り争いのために赤いものに対して攻撃的になり、「ケーン」と大声で鳴き縄張り宣言をする。
キジバト
(33㎝)
 19kijibato 平地から山地の明るい森林に生息するが、都市部でも普通に見られる。樹上に小枝等を組み合わせた皿状の巣を作るが、古巣を利用することも多く、人工建築物に営巣することもある。このため野良猫などの獲物になることも多い。
クロジ
(17㎝)
 21kuroji 繁殖期は落葉広葉樹林や亜高山帯の針葉樹林に生息する。非繁殖期は、平地から山地の森林の林床部に単独で生活していることが多い。繁殖期には樹上で昆虫類やクモ類を捕食し、それ以外の時期は地上で植物の種子を食べる。草薮の中に枯れ枝などを用いて椀状の巣を作り、14-5個の卵を産む。雌雄協同で抱卵する。雛は孵化後約11日で巣立ちする。警戒心が強く人などが近付くとすぐに藪の中に逃げるため、観察しにくい鳥である。
 コゲラ
(15㎝)
 22kogera 天然林から雑木林や都市公園内の樹木など、木立のある場所ならば普通に観察される。本来は平地から山地の林に生息する鳥であるが、近年は都市の近郊にも定着しており、市街地に近い街路樹や人家の庭木、公園の樹木などでもよく見られる。
 コジュケイ
(27㎝)
 23kojyukei 基亜種は標高1,000m以下、亜種テッケイは標高300-1,200mの草原、森林、竹林、農耕地などに生息する。秋季から翌年の春季にかけて小規模な群れを形成する。身体に似合わぬ大きな声で鳴き、それが「チョットコイ、チョットコイ」と聞こえることから、「警官鳥」と俗称されることがあった。食性は雑食で、種子、果実、昆虫、クモなどを食べる。
サシバ
(47-51㎝) 
07sasiba  主にヘビ、トカゲ、カエルといった小動物、セミ、バッタなどの昆虫類を食べる。稀にネズミや小型の鳥等も捕らえて食べる。人里近くに現れ水田などで狩りをする。
シジュウカラ
(15㎝)
 23sijyuukara 市街地の公園や庭などを含む平地から山地の林、湿原などに生息する。通常は渡りを行わないが、寒冷地に分布する個体や食物が少ない時には渡りを行うこともある。非繁殖期の秋季から冬季には数羽から10数羽、時に数十羽の群れとなり、シジュウカラ科の他種も含めた小規模な混群も形成する。和名は鳴き声(地鳴き)に由来する。日本や韓国を含む東アジア、ロシア極東に分布する。
シメ
(19㎝)
 24sime 平地から山地の落葉広葉樹林や雑木林に生息する。また、市街地の公園、人家の庭でも見ることができる。ムクノキ、エノキ、カエデなどの種子を主食とする。果肉の部分は摂取せず、太い嘴で硬い種子を割って中身を食べる。地鳴きは「チチッ」「ツイリリーッツー」。他のアトリ科の鳥と比べると鋭い声である。
ジョウビタキ
(14㎝)
 25jyoubitaki 平地からの低山の明るく開けた林の中に生息する。冬の日本では人里や都市部の公園などでもよく見られ、身近な冬鳥の一つである。非繁殖期はオスメスともに単独生活を行い、縄張りを作って同種を排斥する習性があり、異性個体や鏡に映った自分の姿にも攻撃を加えるほどである。おじぎのような姿勢で鳴き声をあげて縄張り争いをする。しかし人間に対する警戒心はわりと薄く、3-4 mくらいの所に降り立つこともある。
 ジョウビタキ
(14㎝)
 26jyoubitaki
シロハラ
(25㎝)
 27sirohara 森林の茂みの中にひそむことが多いが、都市部の公園や緑地帯などにも姿を現す。単独で行動し、地上をピョンピョンと跳ねて獲物を探す様子が見られる。食性は雑食で、ツグミと同様に地面に降りて昆虫やミミズなどの小動物を捕食するが、木の実もよく食べる。
スズメ
(14㎝)
 28suzume 地上では両足で飛び跳ねて(ホッピング、英: hopping)素早く移動する。飛翔は直線的であるが、急に飛ぶ方向を変えたりすることもできる。鳴き声は一般的に「ちゅんちゅん」と表される。
ソウシチョウ
(15㎝)
 29sousityou ササ類の繁茂する標高1,000 m以下の常緑広葉樹林、落葉広葉樹林に生息する。またこういった藪の中に営巣し、越冬期は標高の低い地域に移動し、主に竹林や笹藪に生息し小群をなす。カラ類との混群をなすこともある。食性は雑食で、昆虫類、果実、種子等を食べる。繁殖形態は卵生で、1回に3個の卵を産む。つがいのオスとメスを分けてしまうとお互いに鳴き交わしをするため、相思鳥の名がついたと言われる。
タヒバリ
(16㎝)
 30tahibari 越冬地では、農耕地、川原、海岸などの開けた土地に群れで生活する。他のセキレイ類同様、尾を上下によく振る。主に地上で、草の実や昆虫類を採食する。
チョウゲンボウ
(33-38㎝)
 31tyougenbou 農耕地、原野、川原、干拓地、丘陵地帯、山林など低地、低山帯から高山帯までの広い範囲に生息する。単独かつがいで生活する。立ち枯れ木の洞に巣をつくる。「キィキィキィキィ」と聞こえる声で鳴く。
ツミ
(27-32㎝)
 32tumi 平地から山地の森林に生息する。単独もしくはペアで生活する。食性は動物食で、主に小形鳥類を食べるが、爬虫類、小形哺乳類、昆虫なども食べる。漢字表記の雀はスズメも含めた小型の鳥類を捕食することにも由来する。
ツグミ
(24㎝)
 33tugumi 平地から山地にかけての森林、草原、農耕地などに生息する。越冬地ではまず山地の森林に群れて生息し、その後に平地へ移動し分散する。鳴き声(地鳴き)が和名の由来になったとする説もある。福井県の指定の鳥であり、秋になるとシベリア方面から渡来する。
 ツバメ
(17㎝)
 34tubame さえずりは日中よりも早朝から午前中にかけて耳にする機会が多い。飛翔する昆虫などを空中で捕食する。また、水面上を飛行しながら水を飲む。一部、日本国内で越冬する個体があり、しばしば「越冬ツバメ」と呼ばれる。
トラツグミ
(30㎝)
 35toratugumi 主に丘陵地や低山の広葉樹林に好んで生息するが、林の多い公園などでも観察されることがある。積雪の多い地方にいるものは、冬は暖地へ移動する。食性は雑食。雑木林などの地面で、積もる落ち葉などをかき分けながら歩き、土中のミミズや昆虫類などを捕食することが多い。冬季には、木の実も食べる。
ノビタキ
(13㎝)
 36nobitaki 北海道では平地の草原、本州では高原に生息する。秋の渡りの時期は、平地でもよく観察される。草の穂先や灌木などにとまっては移動を繰り返しながら、主に昆虫類を捕食する。「ヒーチュ ヒチー」、「チー ピーチョチー」などの声でさえずる。地鳴きは「ヒッ」、「ジャッ ジャッ」など。
 ハシブトガラス
(57㎝)
 37hasibutogarasu 英名 “Jungle Crow” も示すように、元来は森林に住むカラスであり、現在も山間部など森林地帯に広く分布しているが、近年日本では都市部において急速に分布を拡げた。食性は雑食で、昆虫や木の実、動物の死骸など、あらゆるものを食べる。特に脂質を好み、石鹸や和蝋燭を食べることもある。
 ハシボソガラス
(50㎝)
 38hasibosogarasu 河川敷や農耕地など開けた環境に生息する。極度に都市化が進んだ地域や高山帯ではあまり見られない。ペアは年間を通し縄張りを持つが、非繁殖期には夜間決まった林に集団でねぐらをとる。鳴き声は「ガーガー」と濁って聞こえるが、ハシブトガラスのそれに似る場合もある。開けた場所に位置する樹木に木の枝を組み合わせたお椀状の巣を作るが、近年では巣材に針金やハンガー等を利用することもある。仙台市などで、信号停車中の車のタイヤの前にクルミを置いて割るのも本種である。
 ハヤブサ
(42-49㎝)
 39hayabusa 河川、湖沼、海岸などに生息する。和名は「速い翼」が転じたと考えられている。食性は動物食の猛禽類で、主にスズメやハト、ムクドリ、ヒヨドリなどの体重1.8kg以下の鳥類を食べる。獲物は飛翔しながら後肢で捕えたり、水面に叩きつけて捕える。水平飛行時の速度は100㎞前後、急降下時の速度は、飼育しているハヤブサに疑似餌を捕らえさせるという手法で計測したところ、時速390kmを記録した。
 ヒバリ
(17㎝)
 40hibari 草原や川原、農耕地などに生息する。種小名arvensisは「野原の、農耕地の」の意。しかしながら近年大雪山の標高2,000m付近の高山帯をはじめ、北海道、本州の山岳地帯でも生息が確認されている。食性は植物食傾向の強い雑食で、主に種子を食べるが昆虫、クモなども食べる。地表を徘徊しながら採食を行う。
ヒヨドリ
(28㎝)
 41hiyodori 里山や公園などある程度樹木のある環境に多く生息し、都市部でも見られる。ツグミやムクドリよりも体を直立させてとまり、おもに樹上で活動するが、地上に降りることもある。飛ぶときは数回羽ばたくと翼をたたんで滑空するパターンを繰り返して飛ぶため、飛ぶ軌道は波型になる。鳴き声は「ヒーヨ! ヒーヨ!」などと甲高く聞こえ、和名はこの鳴き声に由来するという説がある。
 ヒレンジャク
(18㎝)
 42hirennjyaku 日本などに飛来する冬の非繁殖期には主に果実類、ネズミモチ、イボタノキ、ニシキギ、ヤドリギ、ノイバラ、ヤツデなどを食するが、繁殖期である夏の間は昆虫食である。ヒレンジャクは基本的に数羽から数十羽の群れで行動するが、稀に100羽以上の大群となることもある。また、しばしばキレンジャクとの混群もみられる。鳴き声は甲高く「ヒーヒー」「チリチリ」など。
ビンズイ
(16㎝)
 43binzui 繁殖期は、低山から亜高山の林、林縁、木の疎らに生えた草原などに生息する。非繁殖期は低地の松林で観察されることが多い。繁殖期は縄張りを形成する。非繁殖期は小群で生活する。繁殖期の主食は昆虫類やクモ類で、非繁殖期は植物の種子などが主食になる。主に地上で採食する。
フクロウ
(50㎝)
 44fukurou 夜行性であるため人目に触れる機会は少ないが、その知名度は高く、「森の物知り博士」、「森の哲学者」などとして人間に親しまれている。冬場の獲物が少ない時や強風や雨天が続いた場合は昼間でも狩りを行ったり、保存した獲物を食べる。
 ホオジロ
(17㎝)
 45hoojiro 成鳥は全長17 cmほどでスズメとほぼ同じ大きさだが、尾羽が長い分だけ大きくみえる。平地や丘陵地の森林周辺、農耕地、草原、荒地、果樹園、川原など明るく開けた場所に生息する。主に地上や低い樹上で活動し、丈の高い草の茂みに潜むことがあるが、高木の梢にはほとんど行かない。単独または数羽ほどの小さな群れで行動する。
ムクドリ
(24㎝)
 46mukudori 雑食性で、植物の種子や果物、虫の幼虫などを好んで食べる。地面に降りて歩いて虫などを探すこともあれば、木の枝に留まってカキなどの熟した実をついばむ様子も観察される。椋の木の実を好んで食べるため「椋鳥」と呼ばれるようになったといわれているが、これに限らず幅広く食べている。
メジロ
(12㎝)
 47mejiro 食性は雑食だが、花の蜜や果汁を好み、育雛期には虫なども捕食する。花の蜜を大変好むため花期に合わせて行動し、春には好物の花の蜜を求めて南から北へと移動するものもいる。特に早春はツバキや梅の花に群がる様子がよく観察され、「チー、チー」という地鳴きで鳴き交わす様子がよく観察される。
モズ
(20㎝)
 48mozu モズ(百舌、百舌鳥、鵙、学名  Lanius bucephalus Temminck & Schlegel, 1847) は、スズメ目モズ科モズ属に分類される鳥類。開けた森林や林縁、河畔林、農耕地などに生息する]。食性は動物食で、昆虫、節足動物、甲殻類、両生類、小型爬虫類、小型の鳥類、小型哺乳類などを食べる。樹上などの高所から地表の獲物を探して襲いかかり、再び樹上に戻り捕えた獲物を食べる。モズは捕らえた獲物を木の枝等に突き刺したり、木の枝股に挟む行為を行う。
モズ
(20㎝)
 49mozu
ヤマガラ
(14㎝)
 50yamagara 標高1,500m以下にある常緑広葉樹林や落葉広葉樹林に生息する。和名は山に生息する事に由来するが、山地から平地にかけて生息する。標高1,000m以上の場所に生息する個体は、冬季になると標高の低い場所へ移動する。同科他種と混群を形成する事もある。
ルリビタキ
♀(14㎝)
 51ruribitaki 森林に生息する。群れは形成せず、単独で生活する。食性は雑食で、昆虫類、節足動物、果実などを食べる。地表や樹上を移動しながら獲物を捕食する。繁殖形態は卵生。繁殖期には縄張りを形成する。6-8月に針葉樹林の地表に枯葉や苔などでお椀状の巣を作り、1回に4-5個の卵を産む。メスのみが抱卵し、抱卵期間は約15日。雛は孵化してから約15日で巣立つ。生後1年で性成熟する。ジュウイチに托卵の対象とされることもある。
 ルリビタキ
♂(14㎝)
 52ruribitaki

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