万葉会に寄せて

 2年に一度巡ってくる万葉会、国立能楽堂で素人の私達が晴れがましくも舞台に立てる唯一の機会なので、恐れつつも楽しみにしています。又、その時に他のお稽古場で長く続けていらっしゃる方々にお会いできるのも楽しみで、近頃は、私も含めて皆さん良い加減に年を重ねてこられて、安否確認の良い折ともなってきた様に思います(笑) ただ今回は、20年近く師事していた高橋万紗先生が療養中のため、そのお姿を会場で拝見することも叶わず、淋しい思いでおりました。

 せめて独吟はしっかりと・・・と力が入りすぎたせいか、突然頭の中がまっ白になって立ち往生寸前、すかさず中村先生の力強い声が飛んできて我に返り、あとは無事に謡い終えることができました。

 そのあとの打ち上げでは、楽しく飲んだり食べたりおしゃべりしたりで、すっかり肩の荷を下ろして身軽な心地で帰りました。

 最後まで見守って下さった中村先生はじめ諸先生方、本当にお世話になりました。ここに御礼申し上げます。
 
 又、あさお謡曲研究会の皆様、再入会して1年経ちました。これからもよろしくお願い致します。
 
 
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                                      上戸 優子