狛江能楽教室発表会に参加しました

 

夕べの会河野未有さんの本拠地 狛江能楽教室の発表会が、3月15日狛江市西河原公民館多目的ホールで開催され、幼稚園児~高校生の会員に混じって、中村先生の各稽古場から大人数人が客演参加、夕べの会からは原嶋、江藤、築野の3名が仕舞で出演しました。以下は今回がデビューの江藤さんの手記です。(築野俊雄)

昨年11月から夕べの会でお稽古を始めたばかりの初心者の私ですが、客演の1人として仕舞「七騎落」のキリで初舞台を踏ませていただくことになりました。ところが、開演直前にホールの立派な緞帳が故障。幕が上がらず舞台が使えなくなってしまいましたsign01 順番を入れ替えて、緞帳前のわずかなスペースで幼稚園から高校生まで連吟と居囃子をして回復を待ちましたが、まったく動きません。そこでホール前のロビーで松ではなく消火用栓を背景に、間近にぐるりとお客さまに囲まれて演じることになりました。

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舞台裏に向かう扉が揚幕となり、一生懸命でかわいらしい子どもたちから、キャリアを積んだ大人まで次々と登場します。手の届くところにいらっしゃるお客様の反応が直に伝わって、まるで昔々村の広場で人々を集めて演じた猿楽一座にいるような、不思議な高揚した気分でした。
 前代未聞のアクシデントにも関わらず、先生方の対処も冷静かつ迅速でお見事。河野未有ちゃんに率いられた小さなお子さんたちも最後までお行儀よく、私までなぜか初舞台の緊張がとれて楽になってしまいました。舞台を続けようというみなさんの熱気のおかげかもしれません。初心者の悲しさで自分の出来はどうなのかまったくわかりませんが、一生忘れられない初舞台となりました。(江藤佳代)


 狛江能楽普及会のHPにも手に汗握る舞台裏の様子が。⇒こちらから