当初予定していた私的なスケジュールが変更になったので初めての100番挑戦の強羅錬成会に参加させていただくことにしました。
稽古を再開して約3年間、先生のご指導でなんとか謡えるようになった4番の独吟と60数年前、高校2年の時に謡ったことがある「小袖曽我」のキリの部分を試してみたかったのです。
町田発8時30分のロマンスカーではルンルン気分、あっという間に湯本、
強羅には10時過ぎに到着、他の教室の方々と合流。その中に昨年、万葉会で袴の着付けをやっていただいた安藤さん、今年麻生サークル祭にお出で頂き打ち上げの懇親会まで参加された高山さんにそれぞれ挨拶。
11時前ホテル到着、直ちに番組に従って進行が始まりました。粛々と進められる間にざっと番組に目を通すと桜台の高山さん14番、狛江の安藤さん10番、夕べの会の河野未有ちゃん13番以上、昼の会の岩村さん7番、同じく昼の会田中さん5番、夕べの会原嶋さん5番、その他の方々も2~3番と100番のため日頃の成果を発揮される意欲がひしひしと伝わってきました。さらに有志での番組もいくつか用意されており、皆さん積極的に参加されました。
私の最初の出番は15番目の「蝉丸」の独吟で昨年の万葉会と同じ演目でしたが昨年同様(路頭山林)の詞章部分が謡えなくなり失敗に終わりました。50番目の「船弁慶」、65番目の「熊野」、84番目の「融」93番目「小袖曽我」は若干のミスはあったものの何とか謡うことが出来たと思っています。「船弁慶」に関しては99番目、有志による連吟(夕べの会主体と推察)の迫力には圧倒され震えが起きるほどの感銘を受けました。以前、先生からこの部分は力強く終わった後倒れるほどでないと、と言われたことを思いだしました。
31日午前11時頃全員の「付祝言」により目出度く100番を完了しましたが高山さん、安藤さんの正確無比な仕舞、プロ志望の河野未有ちゃんの伸びやかな動き、金春円満井会の重鎮であられる高橋汎師のお弟子さんで鎌倉から特別参加の内田さんの重厚な仕舞と独吟。大塚教室の小沢さんの軽妙な仕舞、夕べの会の皆さんのソロへの不安を払拭する堂々たる仕舞、昨年10月から始められたとは思えない大塚の濱田さんの仕舞、大塚の原田さん、加藤さん、麻生昼の会の田中、岩村、真鍋,木田諸兄姉の頑張りに敬意を表します。 そして何より中村先生の準備段階に始まり、この丸二日間のお心配り、ご指導にはいくら感謝しても感謝しきれません。ありがとうございました。 さて、合宿のもうひとつの楽しみは懇親会と二次会ですがこれについては機会を改めたいと思います。
世話役の原嶋さん、ホテルをとっていただいた原田さん、会計の宮崎さん、カメラマンのご主人、能ゆかりのお菓子の詰め合わせを配っていただいた大塚の加藤さん、などなど感謝しきれません。