《サークル祭にて初舞台》
昨年の秋に入会したばかりですが、この6月1日のサークル祭の能楽体験講座での会員実演の一つとして安宅の仕舞で初舞台を経験することができました。お稽古は無論のこと、袴も自分では着けられず中村先生には大変なお世話をお掛けしました。また、地謡を担当していただいた先輩方には感謝感謝です。
この歳でもやはり緊張はするものです。それなりに練習はしたつもりでしたが、途中、一瞬真っ白になりかけました。しかし何とか最後までたどり着き、1分30秒の緊張の初舞台を終えました。あれやこれやと反省材料に事欠きませんが、次の機会に生かすべく気持ちを前向きに切り替えていきたいと思います。その時には、型に四苦八苦するだけではなく、もう少し役になり切れればと欲を出しているところです。
2013年6月2日 田中義朗
「初舞台、みんなで謡えば恐くない」と自分に言いきかせましたが、あがりました。
前日の練習は男性二人の間でしたので、音程がわからなかったのですが、そのことを
お二人に話しましたら、気を使ってくださって、私に合わそうとしてくださったようです。
結果、練習の時の方が迫力があったように思えます。残念なことをしてしまいました。
他の演目では、男性方の地謡も良かったと思いますが、女性方の地謡に聞きほれました。
仕舞も謡いも年数を重ねることの大切さを目と耳で実感いたしました。
「いつかあんな風に謡えるようになりたい」という夢を持つことが出来ました。
昼の部の方とご一緒出来て、楽しかったですし、勉強になりました。
ありがとうございました 田中真紀子
昨年12月から稽古を始めて2度目の発表の場でした。友人3人がわざわざ聴きに来てくれていたこと、自分でも少し自信をもてるようになっていた事から、上手くやりたいという気が先走っていたようでした。
羽衣のキリの謡いは広い音域が要求されます。高音域から謡い始め、最終直前に最低音域が来て、締めに入ります。当日は緊張感のせいか出だしの音程を上げ切ることが出来ずに謡い始めたため、後半最低音が揃わず締めがばらばらに終わってしまいました。
送られてきた私の友人の感想です。これでも慰めているつもりなのでしょう。
「どうして、どうして皆さん半年とは思えない堂々たる謡い振りでしたネ。あれだけ大きな声を出せれば健康にも効果があると確信しました」「いずれにしても、本日多くの方が見えられたのには、流石と思いました」
原嶋克巳