能楽入門講座には能の話を直接能楽師の先生から聞くことや、公演を見ることが初めての方も大勢参加されました。男女構成は女性2、男性1の比率で、特筆されることは、お仕事をされている女性の方で謡曲学習希望の方が予想以上に多いことでした。また、男性は既にお仕事を離れ、以前から気になっていた日本を代表する古典芸能・能楽はどんなものかを直接入門講座で聞いてみようと思い立った男性の方の参加が多くみられました。受講後、謡曲を習いたいが、午後は時間が取れないので現在の研究会には入れない。是非、夜の講座の設置や曜日の選択肢も複数欲しいとの要望と併せ、現在多忙だが何れ謡曲を習いたい方も結構おられました。中村昌弘先生にお願いし、手始めに、あさお謡曲研究会に夜、謡曲(謡・仕舞)を習得できる講座を新設し、ご要望に応えることにしました。
初めて謡曲を志す5名の方で『夕べの会』を結成し12月4日から、中村昌弘先生のご指導で謡・仕舞の稽古が始まりました。謡は謡曲『羽衣』の謡本で習い、仕舞は『七騎落』で始まりました。従来の午後1時からの会は、新たに5名の方が入会し、謡は『高砂』(たかさごや・・・、四海波・・・)、仕舞は『七騎落』から始まりました。HPで『夕べの会』の練習風景をご紹介いたしますので『活動の記録』をご覧ください。
ホームページに是非お問合せの上、稽古をご見学頂きますようお待ちしております。(12/12/30宮崎正彬)