JR東海に対し、川崎市内のリニア工事中止の要請行う(3月26日)

リニア新幹線を考える東京神奈川連絡会は、JR東海の品川本社、相模原工事事務所、同小杉分室あてに、3月26日付けで「リニア新幹線(中央新幹線)の川崎市内工事の中止を求める」申し入れ書を送付し、下記の8項目を要請しました。
 東京外環道大深度トンネル工事における被害が広がっており、工事が2年間中止される状況を考慮し、私たちは貴社に対し以下の措置を実施するよう求めます。

(1)現在行われている川崎市内における非常口工事、関連道路工事を直ちに中止すること。
(2)川崎市内の大深度トンネル工事の実施計画について、これまでの事前の地質・地盤調査の詳細を説明し、改めて詳細な調査を行うこと。
(3)川崎市内16.3キロのトンネルルート周辺の家屋調査計画を策定すること。
(4)大深度地下の公共的使用に関する特別措置法にとらわれることなく、地権者に対する恒久的な被害補償措置を作ること。
(5)川崎市の水道水確保を保全するため、リニア大深度工事における導水隧道、水道管へ与える影響について物理的な調査すること。その他ライフライン関係地下施設への影響も調査すること。これらの調査結果を市民に明らかにすること。
(6)東扇島堀込部土地造成事業への建設発生土利用を定めた川崎市との協定を白紙にすること。
(7)川崎市内におけるリニア関連工事について、川崎市環境影響表評価に関する条例に基づく環境影響評価を行うこと。
(8)リニア関連工事に関する現状や予定について定期的に市民に説明すること。