11月7日シンポジウム -諫早湾干拓とリニア新幹線ー

全国公害弁護団連絡会議がシンポジウム開催、 事業 の 問題点と見通しを 報告
 
11 月7日 午後、東京・茗荷谷の林野会館で、全国公害弁護団会議主催 のシンポジウム『古くて新しい公共事業と公害~諫早湾干拓とリニア中央新幹線問題』が開かれた。公害 総行動 実行委員会と日本環境会議が共催し まし た。コロナ禍のためリアル参加とリモート参加の形で ひらかれ 、弁護士や研究者、公害被害者団体、市民運動団体の関係者が 参加し まし た。
以下、シンポにつてあらましを報告します。
 前半は諫早湾干拓事業に対し 開門 裁判で闘っている有明弁護団の堀良一弁護士が干拓事業の経過や開門裁判の現状について報告し、一橋大学名誉教授の 寺西俊一氏が日本環境会議の諫早湾干拓問題検討委員会で明らかにされているこの事業の問題点について解説し まし た。
 後半は、ストップ・リニア!訴訟の原告 弁護団共同代表の関島保雄弁護士がリニア事業がもたらす環境影響や安全対策の欠如と、
12 月1日に予定されている原告適格の中間判決の内容や今後の訴訟方針について説明しまし た。そして、 日本環境会議の磯野弥生 氏(東京経済大学 誉教授)が公共事業としてのリニア新幹線の問題点を 解説し まし た。