リニア沿線住民ネットは、5月1日、JR東海の金子社長あてにリニア新幹線工事の中止を求める要請書を送りました。
新型コロナウイルスの感染者は4月下旬に世界で300万人を超え、死者も20万人に達しています。日本でも感染者数は1万4千人となり、死者数も400人余りに及んでいます。
そして感染が広がる中で、7都県に緊急事態宣言が出され、その対象は全都道府県に拡大されています。
東海旅客鉄道(JR東海)は国土交通省の直轄工事の中断後もリニア工事を進めていましたが、非常口工事を請け負うゼネコンは社員や作業員の感染が判明したため自主的に東京や神奈川県内の工事を中断しました。JR東海が首都圏や長野のトンネル工事の中断を決めたのは4月24日になってからです。しかし、工事の一部は今なお続けられています。
このような中で、リニア沿線住民ネットは、リニア工事に係る労働者と付近の住民の安全のためにもリニア工事の全面的な中止を
求めたものです。