7月24日川崎市でJR東海が「リニア新幹線説明会」

沿線住民がJR東海に対して再三申し入れするなどして要求していたリニア新幹線に関する説明会がJR東海と神奈川県期成同盟会の共催で7月24日午後7時より川崎市麻生区の麻生市民館で開催されました。5月に川崎市議会が市民からの「説明会開催要請」の陳情書を趣旨採択、市議会本会議でもリニア問題をとりあげた質問が相次ぐなど市民の切実な声に押されて開催したものです。主催者側は事前の申し込みによる参加方式をとりましたが、定員の800名に達せず、当日の参加申し込みも認めるなどして参加者は約650名。 リニア新幹線を考える東京・神奈川連絡会は、麻生・多摩の会と共同して参加者にJR東海への公開質問状を掲載した「連絡会ニュース号外」を配布し、リニア新幹線の問題点を訴えました。説明会では、JR東海側から、環境影響評価調査の進捗状況や橋本駅周辺に計画されるリニア中間駅の概略などが説明され、ついで質疑応答になり、リニアの電磁波問題、事故時の安全対策問題、事業の採算性や環境破壊問題など批判的な質問が相次ぎ、終了時間を30分以上も延長しました。全体としてJR東海や県期成同盟会の回答は抽象的で具体性に欠け、質問者の不満を解消するものではありませんでした。

 7 24 リニア中央新幹線説明会ビラ(川崎全市用).pdf  リニアニュース号外ー公開質問状.pdf