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格差社会とうつ病

NHKスペシャル「病の起源 うつ病」によると、孤独・競争・格差・ねたみがうつ病を増やすそうです。
20140619yu-tan

自分さえ良ければいいという社会から お互いさまという社会に、また 金一辺倒の社会から こころと金のバランスが良い社会に 変えていけたらいいと思います。

縄文時代や江戸時代という長期的に安定していた社会は、格差があまりなく、こころを大事にする社会でした。

縄文時代の遺跡からは、戦いの跡が見つからないといわれます。そして、社会に貢献している人もそうでない人も物質的にはほとんど平等な社会だったと考えられています。

幕末前後、西欧の人たちが日本に来て庶民を見て、何と平和で幸せな日々を過ごしているのかと感心したそうです。幕府は外様大名には石高(金力)を、譜代大名には幕政(権力)を与えました。武士には地位を、農民・町人には金を与えました。武士は農民よりも遥かに貧しかったのですが、気概や誇りが高く賄賂をもらうことなく毅然とした生き方をしていました。
幕藩体制には、優れたところもあったのだと思います。

資本主義社会でも共産主義社会でも、格差が問題の背景にあります。
自由で創造的な社会が発展や豊かさをもたらしますが、一方 必然的に経済的な格差が生じるので、再分配が求められます。
経済以外の面でも、競争による弊害をカバーする お互いさまのこころが求められます。
『自由で創造的』『お互いさまのこころ』が両立しているのが暮らしいい社会だと思います。

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