真実一路の道なれど
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ちりりん座とは

家庭の事情で家にひきこもりがちだった山浦氏が「やまゆり」に集う元気なシニアに出合い、地域に軸足を置き、第二の人生を謳歌しているその姿に鼓舞され、2014年3月に劇団を立ち上げました。(20150822・23公演パンフレットより)

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「ちりりん」はティンシャの音色にちなんでつけた名前です。

ティンシャとは、チベット仏教で僧が用いる法具のひとつです。
今ではヨガにも用いられ、その澄んだ音色は、場の浄化や心の安定をも導くと言われています。

 

「星の夢列車・沖縄竜宮伝説」のためのイラスト

 


2014年8月22日号掲載の記事から転載


人生を描ける劇団に 山浦 弘靖

○…2年前に結成された市民劇団「劇団わが町」に団員として立ち上げに携わり、自分でも劇団を作りたいと今春から「ちりりん座」を主宰している。8月26日には市民交流館やまゆりで2回目となる公演「音楽朗読劇 星の夢列車・沖縄竜宮伝説」を上演する。「初回は知り合いの方々に来て頂いた。今回はちりりん座を知らない人や音楽劇を初めて見る方などに来て頂きたい」と抱負を語る。

○…早稲田大学では、シナリオ研究会に所属。在学中に「賊殺」で第16回芸術祭・文部大臣賞を受賞し脚本家デビュー。「一休さん」や「ゴジラ対メカゴジラ」などのアニメ、映画の脚本を次々と手がけた。その中でも特に思い入れの強い作品が「銀河鉄道999」。「ファンタジーで夢のある世界が銀河鉄道。脚本家として人生を描ける作品だった。だからこそ人気が出たのかもしれない」。この思いはちりりん座にも通じている。「これからは劇団で人生を描いていきたい」。

○…東京・蒲田に住んでいた小学1年の時、空襲を体験した。「仏壇に供えてあったりんご1個だけをもって逃げたことを覚えている」。幼少期の辛い経験は、これまで積極的に語ってこなかったが「戦争を知らない人たちが増えていき、体験したことを伝えることも大事だと感じてきた」。今回の音楽劇で、3年前の東日本大震災と戦争を織り交ぜたストーリーにしたのも、歴史の語り手として後生に伝えていきたいと思ったからだ。

○…王禅寺西には約35年前に移り住み、今では自治会長を2期務めている。長年暮らしてきた麻生区で劇団を立ち上げたきっかけの一つが妻の介護。夫婦でひきこもりがちになってしまい「何か新しい世界をつくりたかった」。音楽劇は妻のリハビリも兼ねている。「舞台で使う装飾を手作りしてもらった。妻にも劇を楽しんでもらいたい」と笑う。人生を描く劇団への道をゆっくりと進む。

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