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9月の無縫会、活動記録と今後の予定

無縫会の皆さま

昨日は、お疲れ様でした。

今回は、全員出席で、いつものように楽しい会となりました。嬉しい事です。

コロナに負けることなく続けられ、

あ・そうかいの中でも自慢できる会となりつつあるように思いますが、皆様の感想は如何でしょうか。

早速ですが、第35回無縫会例会の議事録を作成しましたのでお送りします。

 

 

開催日時: 2020年(令和2年)9月29日(火) 13時30分~16時

場所   : やまゆり B会議室

参加者  :(全員): 田中、井口、岩田、植木、佐藤、宮澤、中島、三日尻

季語   : 秋

概要   :はじめに田中代表の御礼の挨拶があり、引き続いて同人8人から3句づつ、計24句の投句があった。

今回は、秋の季語の中でも、「風」を詠った句、「雲」、「虫」、「蝶」を詠った句が多くを占めた。

今回も素晴らしい句が多く、選句に苦労している様子であった。

その中で以下の句が特選となった。

 

 第35回 無縫会 特選句

 

「秋の風穂高の嶺で生まれけり」        藍良

「秋風と遠くへゆきし遺影笑む」        紅乃

「むつみ合ひ木陰ひくきへ秋の蝶」       紅乃

「身に入むや主(あるじ)はいずこ軒の鈴」    游児

「湿原の風に色なす草紅葉」          陶泉

「秋風や閉店の知らせ街路灯」         風奏

「登るほど秋になりゆく山路かな」       藍良

            

選評の一部は次の通り。

① 「登るほど・・・」は、着眼・情景描写ともに見事。

② 「文字よりも・・・」は、情景描写見事。エモーショナルでもある。

③ 「秋風や閉店・・・」は、閉店の寂しさと秋風の季語の持つ意味がマッチしていて素晴らしい。

「知らせ」は、「紙」の表現が良かったかもしれない。

④ 「苔むした・・・」は、俳句らしい句。

⑤ 「思い出欠片・・・」は、中七に秋の寂しさが良く出ている見事な句。

⑥ 「秋の蝶・・・」は、「しずかに」と「小さき」の組合せがGood。

⑦ 「むつみ」は、表記が漢字である方が良い、ひらがながgoodの両方の意見があった。俳句は難しい。

⑧ 「たよりなき・・・」は、「あふる」は、「あふるる」がなお良かったかも?

⑨ 「稲刈り」は、「稲刈り」と「月」が季語で、季重なりだ。

 

俳句の豆知識

 

① 作者が全てを言うのは良くない。読者に鑑賞の余地を与えると良い句となる。

② ありふれた表現ではなく、オリジナリティーのある言葉を使うと良い。

井上弘美談 (NHK俳句 2020 8月号より) 詳細はP42を参照

 

「第36回 無縫会予定」

 

開催日時: 10月27日(火) 10時     向ヶ丘遊園駅 (元のモノレール側の改札集合)

        遊園のバラ園散策後に昼食 場所は遊園駅周辺の予定

        昼食後にやまゆりに移動 13時30分頃から句会開催

        (雨天の場合は、13時30分 直接「やまゆり」に集合)

句会開催場所: やまゆり B会議室

季語  :  秋

投句数 :  3句

投句方法:  いつもの通り

記、游児

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