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11月の無縫会の活動記録と今後の予定

「第27回無縫会議事録」

開催日時:2019年11月29日 10時~12時

句会場所:やまゆり 一階 サロン

参加者:田中紅乃さん、井口南柳さん、宮澤華恵さん、佐藤藍良さん、中島風奏さん、三日尻遊児

欠席者:岩田陶泉さん(但し、3句の投句あり)、植木流水さん

季語   :秋/冬

投句数:3句

概要:参加者並びに所用の為にご欠席の陶泉さんからそれぞれ3句、合計21句の投句があった。

今回も佳句が多く、選句に苦労する句会となった。

選句の結果特選となった句は後記の通り。

また、佐藤藍良さんから2019年度の麻生区俳句大会の受賞作品の紹介があり、

その中で陶泉さん、藍良さんが今年度も受賞されたとの紹介があった。

お祝いの言葉が参加者全員から上がった。おめでとうございます。

今回も今後の作句に参考となるコメントが多数有りましたのでそれらの中から何点かを下記に紹介します。

①俳句とは、「情景を詩的に表現するもの」、「俳句にはテーマ必要で、単に情景を言葉で表現するだけでは十分ではない」

② 「張り替え・・」の句は、リズムが良く、また発音的にも素晴らしい。但し、「張り替」と「白」は類似の概念故、表現を工夫した方が良かったかもしれない。

③ 「廃線・・」の句は、「廃線」と「偲ぶ」の表現からその鉄道の歴史を感じさせるので良いと感じる。「行脚」の表現も適切だ。

④ 「ふわふわ・・」の句は、「ふわふわ」の表現がとても良く、また晩秋の雰囲気が出ていて良い。

⑤ 「木枯らし・・」の句の「一人酒」は、「独り酒」なら更に侘しさの雰囲気が出たのでは無いか?

 今月の特選句

「掬いとり髪整えし大晦日」    游児

「漁火の淡き灯揺れて波の華」   陶泉

「半纏の背中小さき夜なべかな」  風奏

「張り替へてある無住寺の白障子」 紅乃

「廃線を偲ぶ行脚の草紅葉」    陶泉

  「第28回無縫会予定」

開催日時:  12月24日(火) 13時~15時

開催場所:  やまゆり 一階 サロン

季語  :  冬

投句数 :  3句

投句方法:  いつもの通り

  「第29回無縫会の予定」

開催日時: 1月24日(金) 15時~

開催場所:やまゆり 一階 サロン

季語  :未定

投句数 :未定

無縫会の新年会

開催日 :1月24日 (1月例会終了後)

場所  :みねや鮨(田中さんが予約済)

開始時間:17時30分~

予算  :3000円+α(12月例会にて相談)

「四方山話」

1.上手に作ろうとしない。 2. 難しい表現をしない。 3. 言いたいことを全部言わない。4. 季語を重ねない。5. 言葉に酔わない。

6. 人まねをしない。7. 切字を重ねない。8 作りっ放しにしない。9. 頭の中で作り上げない。  10. 一面からのみ物を見ない。」

稲畑 汀子談(雑誌 「角川 俳句2019年10月号」 より)

事務局 游児記

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