2月の無縫会、活動記録と今後の予定
「第18回 無縫会議事録」
開催日時: 2019年2月15日(金)10時~12時
開催場所: やまゆり 1階 サロン
参加者 : 田中さん、井口さん、植木さん、岩田さん、宮澤さん、佐藤さん、中島さん、三日尻
概要 : 参加者全員からそれぞれ3句の投句があり、いつものように和やかな雰囲気の中で句会が進められた。
その中で、今回は特に情景描写に優れた句が目に付いた。一方投句された句の季語を分析してみると、
行事、天文、地理、時候、動物の多岐に亘っていた。
俳句論としては「季重なり」についての意見交換に多くの時間が割かれた。
古くは芭蕉、一茶、近年では夏井いつき、金子兜太等において多数の季重なりが見受けられるが、
如何に考えれば良いかとの議論であったが、結論的には「基本は季重なり無し」が良いであろうであった。
2月無縫会の特選句
「春の雪我が足跡のたよりなさ」
「梅咲いておとぎばなしのやうな村」
「葉の色を変えては消ゆる春の雪」
「薄氷や魚留まりし鉢の底」
「春寒や堺屋太一逝きし宵」
「青む日を夢みて眠れ枯野原」
「サハラ燃え陽炎立ちぬ砂の上」
「第19回 無縫会の予定」
開催日時: 3月28日(木)吟行
開催場所: 未定 決定次第お知らせします。
季語 : 「春」
投句数 : 3句
投句方法: 短冊に記入の上出句
欄外
「岸本尚毅」氏が選んだ虚子の句 【時間を詠む】
「流れ行く大根の葉の早さかな」、 「去年今年貫く棒の如きもの」 了